シークレットについての昔の感想

引寄せとは

ザ・シークレットについて思うこと

私が高校時代に「やる気を出す方法」とか「楽して成績を上げる方法」とか そういう類の本ばかり読み、目も当てられない成績や受験結果だったことは、 「やる気を出して一歩を踏み出す」や 「自分なりの勉強方法を見つける」に書きました。

今回は東大卒業後サラリーマンになってからのお話です。

私が大阪で悶々としていた2007年、 インターネットで「ザ・シークレット」というPVを見つけました。 現在もYoutubeにあるので、見たことない人は見てみましょう。

PVを見た私は、ザ・シークレットのメインテーマである「引き寄せの法則」について、 「なんて素晴らしい考え方だ!」と感動し、早速本とDVDを買ってしまいました。 そして「引き寄せの法則」を実践するために、「\300,000,000」と書いた紙を壁に貼り、 「ああ〜3億円欲しい3億円欲しい、3億円ありがとう、神様ありがとう」 などと毎日拝んでいました。 東大卒業しても、やっていることが高校時代と変わっていませんでした。

その結果… 京都のブラック企業に転職してしまい、そこで死ぬ思いをし、 身体も精神もボロボロになってしまいました。

ボロボロになった私は 「何だ!引き寄せの法則なんてインチキじゃないか!!」 と大いに怒ったのですが、当時は大きな勘違いをしていることに、全く気付いていませんでした。 以下その勘違いについて、主なものを2つ。

@潜在意識について

「何かについて考えれば、それが実現する」とザ・シークレットには書かれているのですが、 「潜在意識レベルで」という重要な部分が、スッポリ抜けているのです。 何かを実現させるためには、「潜在意識レベルで」考えなければならないのです。

私の場合だと、「ああ〜3億円ありがとう神様ありがとう」 と私が必死に拝んでいた時、 潜在意識レベルでは「何やってんだコイツ、バカじゃねぇの」と考えていました。 (潜在意識レベルのことなんて分かるはずがない。これは嘘だin2015)

そのため、拝んでいる最中にも、何かモヤモヤしたものが心の隅にあり、 そのモヤモヤを打ち消す為に、無理やり拝んでいるという感じでした。 その後、潜在意識に関する本を読んだのですが、 その本には潜在意識の構造や、潜在意識レベルで思考することの大切さが書かれていました。 その時初めて「潜在意識レベルで考えなきゃ実現しない」ということを知りました。

心理学でいうところの「イド」のレベルまで 自分の願望を刻み込まないと、願望は実現しないみたいなのです。 何で「ザ・シークレット」にはその辺が書かれていないのでしょう?

流行につられて「ザ・シークレット」を見たり読んだりした人の大半が、 当時の私と同じように潜在意識について知らされず、 「引き寄せの法則なんてインチキだ!」と思ったのではないでしょうか。

A本当に欲しいもの

シークレットには「本当に欲しいものは何ですか?」という問いかけがあります。 「他人との比較をやめる」にも書いたように、 当時の私は、自分と研究室の友人たちとを比較しまくっていたので、 「東証1部上場企業に転職し年収500万円くらいもらって暮らしていく」 「ブランド物の腕時計が欲しい」 というような事を、何か心に引っかかりを感じながらも、 「本当に欲しいもの」だと思い込んでいました。

その結果、東証1部上場企業に転職し、年500万円に近い給料を貰い、 高い腕時計(オメガだけど)を買ったりしたのですが… 毎日毎日サービス残業という名のタダ働きで、ちっとも幸せや安らぎを感じられませんでした。 おまけに元からおかしかった精神が、タダ働きのストレスで更におかしくなってしまいました。

京都本社から左遷されて山奥に来た私は、 クソ田舎で更にブラックな地元企業に転職してしまいました。 年収は約半分になり、年間休日も20日以上減ってしまいました。 社長は独裁者そのもので、職場で自由に物も言えません。 さらに上の気まぐれで、土曜祝日はもちろん、日曜日にも出勤させられます。

私は人生に絶望し、死のうと思ったが死にきれず、 何でこんな状況になったのか、考えるようになりました。

その結果、やっと「私が本当に欲しかったもの」に気付いたのです。 私は金自体が欲しかったのではなく、 金で得られる「家畜生活」からの解放、 自由、安心感といったものが欲しかったのだと。

私が本当に欲しいと潜在意識レベルで望んでいたものは Freedom&Libertyだったわけです。 それが分ったとき、心のモヤモヤや引っ掛かりが どんどん無くなり、気分が楽になっていくのが実感できました。

シークレットを読んで「いい就職先やブランド物が欲しい」などと いい加減なお願いをしていた頃の私は、まだ「家畜の価値観」に染まっていたので、 家畜にふさわしいものしか望めなかったのだろう、と今では思います。

まとめのようなもの

というわけで、久々に「ザ・シークレット」を引っ張り出してきて見たり読んだりしたわけですが、 今見ると「ふ〜ん、そーなのかー」くらいにしか思えません。 いいことを言っているなぁとは思うのですが 表面をサラッとなでて説明しているだけで、 あまり訴えかけてくるものが無いというのが、「ザ・シークレット」に対する現在の印象です。

当時はなんでこんなのを見て感動したんでしょう?

また、自分の内面の精神状態や感情などが、外面の行動や状況に表れる 「引き寄せの法則」については、 「1年で受かるんだ」と決意し、ニートで酷い成績の状態から本当に1年で東大に合格したことや、 就職活動に失敗して、その後ずっと坂を転げ落ちていった私の状況から考えると、 「引き寄せの法則はあるかもしれないなぁ」というのが現在の印象です。

まぁ信じて害を為す思想だとは思えないし、 カルト宗教のように他人に強要する性質の思想でもないので (逆に「他人に強要するな」というようなことが書かれてる)、 「引き寄せの法則」を信じたい人は信じればいいと思います。

ただ、その入門編として「ザ・シークレット」は適切か?となると、 「う〜ん・・・どうなんだろ」と思ってしまうのが、正直な感想です。 「じゃあ何がいいんだ」と言われるかもしれませんが それは人それぞれ違っているので、「これだ!」というのはありません。

引き寄せ関係の本はどれも「心で思っていることは実現する」という内容で、 書き方が違うだけなので、自分にフィットするものを選べばいいと思います。 勉強と同じで、「何の本を読むか」よりも 「理解して実際にやってみる」ことの方がずっと大事だと私は思います。

<追記>
この追記は2014年2月のものです。 2年以上前に書いた記事を見返してみると、デタラメを書いているじゃ ないですか。

ただ単に私が力不足だっただけの気がします。 『ザ・シークレット』はまとめ本としてはいい本だと思います。

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