エゴ

アーイク

『思い込みを捨てろ 人生は必ず変わる』解説まとめ その2

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2016年現在、値段が不当に釣り上げられている『思い込みを捨てろ 人生は必ず変わる』。

原題は『Being Free Is Just A Choice』(自由になるということは、ただの選択である)であり、 私的にはこっちの方が良いと思います。

著者はウォーレン・バーランドという心理学の博士で、 NYでクリニックをやっているとのこと(1999当時)。

そんなわけで、まずは1章の概要から書いてまいります。

エゴ

1章で書かれているのが、「エゴ」と「本当の自分」について。

この本で定義されているエゴとは、P.22にに書かれている通りで、

「人間が自分自身に対して勝手に抱いている思い込み、 つまり、限界という観念に縛られた心の中の抑圧された一部分」

となり、一言でいうなら「誤った自己イメージ」となります。

ニューアースでは「同一化がどうのこうの」と書かれていましたが、 あちらも「本当の自分」以外の下らないものに自分を同一化させることなので、 根本的なニュアンスは大体同じだと思います。

また本書には上手い例えが載っており、それは以下の通り。

「エゴとは、ブラスチック製のガスマスクみたいなもの。 被っていれば守られているような錯覚を覚えるが、実際は視界を狭められ、 外の世界の様子を感じることも経験することも制限されている」

「エゴは私たちを必要もない苦しみ、自意識過剰、罪悪感、不安、恐怖の中に押し込め、 本当の自分を見えなくしている。私たちはエゴに支配されている」

とのことで、エゴに支配されているが故に、私たちは下らないもの (特に「お前はダメな奴だ」「お前が何をやっても無駄なんだよ」等の、頭の中の声)に年中右往左往し、 人生において「いらんダメージ」を受け続けているのです。

本当の自分

次に「本当の自分」についてですが、これはなんと言ったら良いか、 ニューアース的というか、アドヴァイタ的な「本当の自分」の意味だと思います。

要するに「本当の自分」とは、肉体や肩書、ましてや頭の中の出来事ではなく、 「(宇宙)意識」「思考や感情の発生源」「エネルギー」「すべて」「それ」「こ↑こ↓」みたいな感じで、 その証拠に、ラマナやニサルナントカマハラジの言葉が引用されているので、 たぶん間違いないでしょう。

※ちなみに最近知ったことだが、このニサルガダッタ・マハラジ、元々煙草屋を営んでいたので、 かなりのヘビースモーカーだったとのこと。喫煙者にも救いはあるね♂

だからといって、続く中身もアドヴァイタ系かというとそんなことはなく、 本書には「本当の自分10箇条」なんてものが書かれております。

  • 1:本当の自分は、私たちが抱いている今の自分のイメージとは違う。
  • 2:その(1の)事実を、私たちのエゴは何が何でも隠そうとし、私たちの人生を支配しようとする。
  • 3:私たちが間違った自己イメージ(エゴ)を捨て、冷静に自分を見つめ直すと、 自分自身や人生に対する誤解が明らかになる。
  • 4:誤解が明らかになれば、私たちのエゴは全てを歪めて見せる錯覚だということがわかる。
  • 5:本当の自分に戻ることは、 戻りたいという気持ちと戻るための正しいアプローチさえ身につければ簡単にできる。
  • 6:本当の自分は私たちの中にすでに存在しており、私たちに見つけられるのを待っている。
  • 7:いつでも、どんな状況でも、私たちは本当の自分に戻ることができる。
  • 8:本当の自分は、過去の出来事や経験にまったく影響を受けない存在である。 だから過去に傷つけられているということもない。
  • 9:本当の自分に戻って自分自身を振り返ると、 私たちには欠点などというものは存在しない。だから私たちは欠点を正す必要がなくなる。
  • 10:本当の自分に戻れば、自分には愛情、知性、思いやりがあることが分かり、生きる目的が明確になる。

とまあ、こんな感じの10箇条ですが、 「本当の自分を戻る」を「宇宙とつながる」にしても通用しそうな気がします。

何か引き寄せ系みたいですが、自分の好きなように言い換えれば良いと思います。 (自分で言っておいてアレだけど、「〜系」というカテゴライズもどうかと思う)

それはともかく、こういう「希望にあふれる10箇条」みたいなのを読むと、

「私には無理。自信がなくて意思が弱くて、何の取り柄もない、 デブでチビの愛されることなんてない、救いようのない人間なんだから」 「きっとそんなに簡単じゃない。そんなに簡単だったらみんなやってる」

といった「アクメアクマの囁き」みたいな声が聞こえてくる人もいるでしょうが、 それらは紛れもないエゴの声なので「エゴの声だと気付き、無視すればよい、なるようにしておけば良い」 と本書には書かれております。

長くなってきたので、今回はここまで。 次回からは、エゴに支配された「In The Box状態」と、 その「箱」からの脱出方法について書いてまいります。

次回に続く>>

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