前回の記事:5章 ペインボディ
前回でペインボディがどうやって生まれるか書きました。
今回はペインボディがどういう働きをするのか、 またペインボディへの対応について書いてまいります。
本書にもインド料理店の例が書かれていますが、 ペインボディは人類共通のものであり、 いなくなったと思ったらまた出てきたりする厄介な奴です。
前回の説明の通り、感動的な誕生をしたペインボディですが、 このペインボディが私たちに一体何をしてくださるのかというと、以下の通り。
こんな感じで、身体の中で生きているペインボディは、 私たちのフリをして思考と身体を乗っ取り、 ネガティブな思考や物語を吸収してエネルギー補給をしているのです。
思考と身体を乗っ取っているため、 自分でも訳が分からないうちにネガティブ&暴力的になり、 最悪言葉に出したり行為にまで及んでいるとのこと。
例えば、前の車がチンタラ走っている、相手の仕草や言葉遣いがちょっと気に食わなかった、 PCやタブレットが重い、身体の一部が痛い不快だ…
そういう些細なことに対して、異様な程の怒りが湧いてきて、 その怒りとそれに伴う思考を頭の中で何度も繰り返す、 酷いときは「バカヤロー!」なんて言ってしまう。
そうやって激怒した後に残っているのは、 「何であんなことに腹を立てたんだろう」という後悔の念および何か疲れた身体となり、 人生が虚しいみたいな気分になるのです。
こういうこと、今までの人生でなかったでしょうか? (私なぞはありすぎて困る)
これこそがまさにペインボディの仕業であり、 ペインボディは私たちの身体に寄生し、腹が減ったら私たちの思考と身体を操り、 私たちの人生をメチャクチャにしているのです。
サナダムシとかなら免疫機能を強化したりと役に立つこともあるのでしょうが、 生きていく上で何の役にも立たない「ペインボディ」というものに人類の殆どが寄生され、 しかも寄生されていることにすら気付いておらず、今日もどこかで争いや悲劇が生まれている…
これを「狂気の世界」と呼ばずして、何と呼べばよいのでしょうか。
では、そんなペインボディに対してどうすれば良いのかというと、 ここからは主に6章の話題であり、
ということ。
まずは、自分がペインボディを持っている、 自分の中にはペインボディというエネルギー場があると認識しましょう。
「嘘だ!そんなもの俺の中には無い!」という人には、 後述の通り苦しみが用意されています。
次に、餌を求めるペインボディが今まで散々紹介してきたあの「エゴ」と結びつき、 ペインボディが自分のアイデンティティとなって思考と感情と身体を乗っ取ろうとするとき、 その動きや自分の思考、感情、感覚を観察し、「あっペインボディだ」と気付きましょう。
もし一瞬のうちに乗っ取られても、乗っ取られたときの感じがどんな風になるか、 観察しておきましょう。
すると、気付きと観察によってペインボディはエネルギーを失い、 私の思考はもう感情に曇らされることはなく、 現在の感覚が過去によって歪められることもなくなり、
ペインボディに閉じ込められていたエネルギーの周波数が変化して「いまに在る」意識になる、 というわけです。
ともかく「私の身体にはペインボディが存在している!」と認識することがスタートなので、 「へーそーなの」で終わらせず、そこだけはきちんと認識しておきましょう。
観察したり気付いたりしていると、ペインボディが「いまに在る」 意識に変化したのかどうか知りませんが、 レジに割り込まれた、前の車がチンタラ走っている程度では腹が立たなくなることは確かです。 (元から腹が立たない人はどうなるか知らん)
ここまで読んで「また気付きかよ!他にないのかよ」と思われる人には、 「苦しみ」が用意されております。
散々苦しんでペインボディが巨大化すると、エゴがその重さを支えきれなくなり、 アイデンティティにしようにも重くてできなくなるので、 「ペインボディなんてよく分からない」という人は、 「もう不幸なんてウンザリだ!」となるまで放っておけば良いです。
最後に、今まで出てきていたペインボディが出てこなくなり、 下らないことにイチイチ腹を立てなくなると、「やったぁ!ペインボディを克服したぞ!」 なんて思ってしまいますが、いきなり背後から不意打ちを食らったりするので、 その点ご注意ください。
エゴにおいても3章にある通りで、 「光は音より早く進む」程度の単純なことでもたやすく入り込んでくるので、 自分の言動にエゴが入っているかどうか、観察しましょう。
まぁこの辺は全部私のことなのですが…
ほんとうの自分に続く。
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