今に意識を向けるのは簡単

前回の記事:苦しみの終わり

ニューアースの9章10章あたりには 「今していることに意識を向けよ。それが私たちの第一の目的であり、これができれば大成功」 などと禅のようなことが書かれていて、これが本書の実質的なオチとなっています。

「今に意識を向けて、じゃあ結果はどうなるんだ」という話については 9章の解説記事に書いた通り、 「そんなの放っておけばよい」が正解で、

結果なんてなるようにしかならないし、 最悪(というか最終的には皆)おっ死ぬだけなので、 文字通り「放っておけばよい」のです。

今回はそんな「今に意識を向ける」のは簡単で、 人生成功だらけになるというお話。

成功まみれの人生となる

何で簡単で成功だらけになるのか、理由は次の通り。

このような感じで、分かりやすい?例を挙げると、今まさにこの記事を書いている私にとっては、 ひたすら指の動きとキーボードをパンチする感触に意識を向ければそれで充分で、

「誤字脱字があったらどうしよう」 「この記事のせいで苦情メールがジャンジャン来たらどうしよう」 「”なんでも実況Jリーグ”とか変なサイトに晒されたらどうしよう」 「俺がこんな神経質にあれこれ考えてしまうのも、幼稚園の頃からずっと親に虐待されてきたからだ!」

などとイチイチ考えて悩んだりしなくても良いのです。

たとえ誤字脱字があろうが苦情メールが来ようが晒されようが、 今(今の行為)に意識を向けていれば「この記事を書くことにおいて私は成功した」ということになるし、 実際にそうなのです。

※「ウソだ!そんなの成功じゃない!」という声がするなら、 それは一体何の声なのか観察すればよろしい。「結果は放っておけば良い」と何度も書いている。

ここで重要なのは「思うな」ではなく「思わなくて良い。考えなくておk」という、 「束縛」ではなく「解放」のニュアンスが多分に含まれていることであり、

考えたら考えたで「あ、今考えたな」と気付き、 悩んだら悩んだで「悩んでいる状態」に留まっていれば、 思考や感情にあれこれ囚われなくなるのは本書に書いてある通りで、 興味ある人はやってみてください。

以上のように、「今に意識を向ける」というのは簡単で、 万事この調子でやっていけば人生成功だらけになること請け合いで、 しかも思考という牢獄から私を救い出してくれる「救済」のようなものだと思えてくるのです。

これが所謂「引き寄せメソッド」とかだと、こうは簡単にいきません。

「この記事がバカウケすることを明確に意図し、 それをずっと望みながらずっと良い気分で記事を書いてタイプし、 良い気分で記事をうpした後、 実際に当該記事が大ウケして読者から感激のメールが届いたら大成功」

こういう風に書いてみると非常に難易度高いと感じるし、 傍から見れば何かに操られているみたいで噴飯モノ以外の何ものでもないのですが、

かつての私や所謂「精神系」に興味のある人間の多くがクソ真面目にこれをやり、 その結果何も実現せずに撃沈し、 酸っぱい葡萄の寓話の如く自分を納得させ慰めようとする羽目になるわけであります。

どちらが簡単でどちらがより成功しやすいかは、明々白々ではないでしょうか。

誤解の理由

というわけで、ニューアースのオチほど救済に近いものはないと現在の私は思うわけですが、 多くの人は本書の内容を読むと「非常に堅苦しいもの」「やらなきゃいけない修行」「守るべき教義」等の印象を受け、

結果オエーとなり「難しいし自分には無理だ」などと思ってしまうのではないでしょうか (少なくとも私はそう思っていた)。

では何でそういうことになってしまうのか。ザッと理由を挙げてみると、

こんな感じで、極めつけの理由は、 以前の記事(どれか忘れた)で少し書いた覚えがありますが、

これに尽きるのではないでしょうか。

根本が「今の否定」なので、やるにしても無理矢理にやるので非常な「努力」を伴うし、 それなりの結果を出せたとしても、さらに泥沼にハマっていくだけではないでしょうか。

「いいかげんこういうのや引き寄せメソッドとかを 『自己否定の道具』に使うのは止めてはいかが」とは以前書きましたし、

こういう泥沼から抜け出したいなら 「ああ、俺は今に背を向けているなあ。今の自分を否定しているなあ。こりゃあどうしようもないなあ」 と、別に自分の思考や今に対する態度を変えたりしなくても良いので、 自分の状態を認めましょう。

※acceptanceできずともsurrenderで充分ということなのだが、これは『Stillness Speaks』のお話。 もう少ししたら記事書く。

以上、こんなの深刻に受け止めず、気楽に適当にやれば良いし、 言葉足らずでこんなんで上手く説明できたのか甚だ疑問ですが、今回はこの辺で。 また気が向いたら書きます。

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