第1章 Silence & Stillness

前回の記事

いよいよ『Stillness Speaks』の本編に入っていきます。

今回は第1章のSilence & Stillnessについてで、 前書きによるとこれが本書の肝であるとのことですが、 どの章のどの文章から感銘を受けるかは人それぞれなので、 その辺は適当で良いと思います。

さらに言わせてもらうと、こういう本も当サイトも1個人の1意見に過ぎないので、 あまり真面目に考えたり深刻に受け止めず、 参考にできる箇所を参考にして気楽に面白おかしくやった方が逆によろしい。

Stillnessって何だ

まずは本書のテーマであるStillnessについて。

本章の一発目から「あなたがStillnessとのつながりを失うとき、あなたはあなた自身とのつながりを失う。 あなた自身とのつながりを失うと、あなたは世界とのつながりを失う」などと書かれていて、 Stillnessとは一体何だと思ってしまいます。

本章には

という説明があるのですが、どれを読んでもいまいちピンときません。

それもそのはず、本書に書かれている通り、Stillnessとは思考を超えたものなので、 「いくら考えても分からない、見つからない」でOKだし、

敢えていうなら、思考や感情等を含むエネルギー全てが発生するフィールド、 エネルギー場みたいなものなのでしょうが、人間もその一部であるため、 見つけようと思った途端にobserver effectみたいなことになるので、 やっぱり「これだ!」と、対象として発見できるものではないでしょう。

※「Stillnessに気付いたとき、あなたはpresentだ」とか書いてあるけど、 こんなの読んで簡単にできりゃ苦労しない。その証拠に、今これを読んでいるあなたはできていないだろう? できているなら十中八九こんな記事読まない。もしできている人いたらご連絡ください。

なので、「ああ、そんなものがあるんだな」とか「俺の本質はそういうものなのだな」とか 「今、ここにある全ての存在の『根源』みたいなものだな」とか思ったりするだけで充分です。 (「分からなきゃいけない」よりも「よく分からん」の方が捗るのは、後に書いてある通り)

ちなみに、Stillnessを日本語訳せずそのままにしているのは、しっくりくる訳が無いから。

「静謐」「静寂」「沈黙」「平安」「静止」「じっとしていること」とかいう訳だと、 どれを選ぶにしても何か物足りない感じになるし、 やっぱりStillnessという言葉のニュアンスを感じ取るのが一番だと思うので、 私としては「StillnessはStillness」という立場をとっております。

※余談だが、サイモン&ガーファンクルのThe Boxerという曲の最後で ”I am leaving, I am leaving”But the fighter still remainsという歌詞があり、 私はこの曲を小学生の頃から聞いていたので、stillnessと聞くとまずこの曲を思い出す。

全て放っておく

そんな私たちの助けになるStillnessですが、 Stillnessに気付くためにわざわざ静かな環境は必要なく、 邪魔と思われる雑音は、むしろStillnessを見つける助けになるとのこと。

どういうことかというと上に書いた通りで、Stillnessは全てを生み出す「根源」 「場」みたいなものなので、今騒音があるならば、その騒音の背後にあるものに気付きましょう、 音やら思考やら行為やらの「隙間」に注意を向けましょう、ということです。

さらに、

Whenever you deeply accept this moment as it is - no matter what form it takes - you are still, you are at peace. (注:itは2つともthis moment、言い換えればNowのこと)

という文言は真実であり(多分)、 今がどういう状況であれ、それを「そうであるもの」として受容すれば、 静寂や平安が訪れるのです。

ただ、これらについても、 書いてあるからといって「ハイそうですか」と簡単にできるものでもないので、 まずはイライラさせられる騒音、自分の思考や感情等を、 そのまま放っておくことから始めてはいかがでしょう。

周囲がうるさいならうるさいまま放っておく、 騒音でイライラするならイライラするまま放っておく、といった感じです。

引き寄せとかみたいに「イライラしてたらもっとイライラが引き寄せられる〜」とかいって、 強迫的に無理矢理ハッピーにならずとも良く、 それをそれとして放っておくだけなので簡単です。

※だからといって「体温が40度を超えているけど放っておく」 「動脈を切って血がドバドバ出ているけど放っておく」とかはNG。 やるだけやって放っておくのとボヤッとしているだけは違う。

つまるところ、本書にはStillnessだのNowだのI Amだのconsciousnessだのゴチャゴチャ書かれていますが、

の2点、もしくはどちらかでも実践できれば、充分過ぎるほど充分だということであります。 (もちろん、本書を読んで意識が変わるなら、それに越したことはない)

まあ、できなけばできないで、 できるまで苦しみ続けるだけなのですが…

以上、今回はここまで。次回は2章。

第2章 BEYOND THE THINKING MINDに続く。

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