内なる空間 解説ニューアース2013その8後編

前回の記事:解説ニューアース2013その8 前編

内なる空間とは

エックハルトトールの他の著書には詳しく載っていますが、 ニューアースではあんまり出てこない「内なる空間」。

内なる空間って何なのかというと、自分自身の身体に存在?する 空間のことです。(そのままじゃないか)

どういうことかというと、私たちの体は分子からできています。 で、原子の間にも分子の間にも空間があるのは、お分かりでしょうか。

たしか水素原子の直径と、水分子のHとOの距離が同じくらいです。 さらに、原子を構成している原子核と電子の間にも「空間」があります。 こうなってくると、一見隙間が無いように見える私たちの体は 実は隙間だらけじゃないか、ということです。

そんな空間だらけの肉体を、何で密な固体だと認識できるかというと、 P.268にあるように私たちの五感に限界があり、 幻想を創り出すからです。

視覚なんて限られた狭い範囲の電磁波しか認識できず、 聴覚なんて限られた狭い範囲の音波しか認識できず、 触角なんて限られた狭い範囲の密度しか認識できず、 嗅覚も限られた匂いしか認識できません。 (嗅覚が万能なら、人間に有害なCOくらい認識できても良いじゃないですか)

さらに味覚はジャンクフードなどの明らかに内臓に害を与えるものを 「美味しい」なんて認識てしまいます。

電子望遠鏡と光学望遠鏡の比較
光学望遠鏡と電波望遠鏡で見た銀河系の比較。認識する手段によって様子が変わる。

こんな穴だらけのガバガバな五感を「絶対なもの」と認識してしまうと、 自分の身体のみならず、全てのものに対して「限界がある」と 思い込んでしまうし、現にそうなっています。

内なる空間を意識する

話が脇道に逸れてしまいましたが、内なる空間を感じるには 一体どうすればよいのでしょうか。

まずはP.263に書いてある通り、呼吸を意識してみるという方法です。 無意識の思考パターンに気付いた時、特に依存症の欲求を感じた時は 1〜3回呼吸をしてみて、呼吸を身体で感じてみましょう。

また、別の著書に書いてあるのですが、身体全体のエネルギーを感じ、 身体全体でものを見たり聞いたりしてみましょう。

※こんなことやっても効果ありませんでした!! 結局、内なる空間への気付きは、2年後に突然やってきました。

「自分」を捨てる

P.272に書いてあることは、前章にも書かれていた、 エゴを縮小する方法と同じようなことです。 というか、今までのまとめの様な気がします。

P.272に書いてあるような思考パターンが出てきたら 「あ、今エゴにとらわれているな」と気付き、 そのエゴ、自分が執着しているものを捨てたらどうなるか やってみれば良いです。 この手法は、前に私が紹介した『思い込みを捨てろ人生は必ず変わる』 に似ています。

まぁとにかく、色々な思い込みや抵抗を手放して(捨てて)いけば、 「本来の自分」に戻れるということでしょう。 悟りや目覚めとは、そういった余計なものを捨てて、 曇りない意識で物事を認識できるということではないでしょうか。

「こんな記事を読んでも訳が分からない」という人は、 youtubeで「4分間で目覚め」「あなたは静寂そのもの」 「永遠に自由」などで検索して、動画をご覧になってください。

解説ニューアース2013その9 前編に続く。

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