リトルブッダから学ぶエゴへの対処法

キアヌはこんな映画ばかりだな

『リトル・ブッダ』に学ぶエゴの正体と対処法

以前、映画の記事にも書きましたが、 私の好きな映画の一つに『リトル・ブッダ』があります。

ストーリーは特に目新しいものではなく、 半分がチベット仏教の輪廻転生について、 もう半分がお釈迦様が生まれてから悟りを開くまでとなっており、 仏教について少しでも知っている人ならば 退屈に感じられる内容かもしれません。

それはともかく、この映画で印象に残るシーンの1つに、 キアヌ・リーヴス演じるシッダールタが悟りを開く場面があるのですが、 そのシーンがエゴへの対処法に非常に参考になるので、ちょっと挙げてみます。

エゴとは何だ

悪魔による誘惑や脅しが過ぎ去った後、 菩提樹の下に座っているシッダールタの目の前に、 エゴが現れるのですが、その姿はシッダールタそっくりで、 2人のキアヌが向かい合った形となります。

CGなのかそっくりさんを使ったのかはよく分かりませんが、 ここで重要なのは、エゴは自分自身にソックリだというところ。 ソックリどころか「これは自分自身だ」とあなたが思い込んでいるもの、 自分の肉体、思考、条件反射のパターン、肩書きや人間関係や境遇... これらは全てエゴ、もしくはエゴが作り出した幻想です。

つまりエゴとは 「これは私自身である」「これは私に関係ある」「これは私のだ」 と考えているもの「全て」です。

本当に「全て」です。 例外はありませんし、例外なんて私は知りません。

もしかすると例外があるのかもしれませんが、 例外なんて作ったらエゴが喜んで、 たちまち「例外だらけ」にしてしまうので「全て」と考えた方が都合が良いです。

エゴにどう対処するか

「全てがエゴである」ということは、 あなたや私はエゴだらけの中で生きていることになりますし、 実際、あなたも私もエゴの中で生きています。

劇中でもエゴは「私はあなたの家だ。あなたは私の中で生きている」 と、キアヌ演じるシッダールタに言います。

するとシッダールタは 「エゴよ、お前は単なる幻想だ。お前は存在しない。 (地面を示し)この大地がその証人だ」 とエゴに言います。 エゴは正体を現し、苦々しげな表情で消え去ります。

ニッコリ笑ったシッダールタから光が放たれはじめます。 果たしてシッダールタはブッダ(目覚めた人)となったのでした。

このシーンから分かることは、

@無礼なことをされて腹を立てる、他人と自分を比べて優劣つける、 将来を不安に思う、過ぎたことを後悔する、 欲しかったもの(物、金、地位、女etc.)を手に入れて喜ぶ、 何としても手に入れようと金や物や人間に執着する、 他人の境遇を妬む、エ口いことを考えてムラムラする… これらは全てエゴの仕業だということ。

A上記のようなエゴの仕業を未然に防ぐことは、まず不可能! 上記のようになった時「あ、これはエゴの仕業だな」とただ気付けばよい。

特に重要なのはAで、 もしシッダールタが『マトリクス』のネオみたいに エゴをぶん殴ったりエゴに蹴りをかましていたら、 エゴはレボリューションズのスミス以上の強さで 反撃してきたことでしょう。(それはそれで観てみたい気がするけど)

フィジカル面においてもメンタル面においても、 無駄な抵抗をしたりもがいたりせず、 ただ気付いて劇中のシッダールタみたいにニッコリ笑っていれば、 エゴと「自分」との間に「距離のようなもの」が生まれて エゴは勝手に消え失せてしまうのです。

「ただ気付いてニッコリだけでエゴが消えるなんて信じられない!」 「悪いエゴは皆殺しにしなくちゃ…」 「あれもこれも、自分の身体や思考すらも、全部エゴだというなら、 エゴが消えたら生きていけなくなるじゃないか!!!11」 こういった考えこそがエゴのなせる業であり、 こういった考えを抱いているうちは、エゴの思う壺なのです。

悟りの向こうにあるもの

シッダールタはエゴに気付き、エゴと決別したわけですが、 おそらくこれが「悟り」といわれる状態なのでしょう。

で、悟ったらどうなるかということですが、 「知らなーい」としか言いようがありません。 知らないものを知ったかぶりで言う必要ないし、 本当に知らないので知りません。

ただ分かるのは、「悟り」というものを目標にする限り 悟った状態にはならない、ということです。

以上、

一.エゴの正体は「これが自分だ」「俺のもの」「私の〜」だと 思っているもの全て。 肉体や所有物といった物質的なものから、 社会的立場、思考パターンといった非物質的なもの含めて 「全て」である。 それが自分にとってプラスのものであれマイナスのものであれ、 「全て」である。

二.エゴの仕業を感じたら「あ、これはエゴだな」と気付いてニッコリ笑う。

三.これらのことは頭で理解したつもりになっても、エゴを増長させるだけ。 実感なり体感してみないと分からない。

ということなのですが、普段はボヤーっと見ている映画でも 何か参考になることは少なからずあるので、皆さんも 見方を変えたりして好きな映画でもご覧になってみてください。

<追記>
1年半くらい前に『ニュー・アース』についての記事を長々と書きましたが、 要するにあの本で言いたいのはこういうことなんじゃないかと思い、 改めて読んでみたらそんな感じでした。 (半分くらいは合っているが、ちょっと足りないin2015)

最初に読んだ時は頭のネジが吹き飛びそうになりながら ウンウン唸って読んでまとめて記事にしておりましたが、 現在はちょっと読んだだけで本の内容がスッと入ってきます。 これは一体どういうことなのでしょうか。

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