面白くない大学生活 ニートから東大合格への道その5

前回の記事:その4:浪人してまぐれ当たり

センター試験(共通テストのこと)でマグレ当たりをかました私は、 最初の大学の工学部に入学することとなりました。

1人暮らしの為のアパートを借りて、テレビなどを買い揃えた後、 はじめにやったことは、プレステを買ったことでした。

そして、今までやっていなかったFF7、バイオ1等を買い、 家でゲームをずっと規制されていたので、 今までの恨みとばかりに徹夜でやりはじめたのです。

毎日夜更かししていたので、入学式の日もフラフラで、 講堂で入学式が行われたのですが、学長の話の間、ずっと寝ている羽目になりました。

そんな先が思いやられる状態で、私の最初の大学生活はスタートしたのです。

面白くない大学生活

最初の大学生活が始まったのですが、 学生の様子はというと、理系なのでみんな大人しい。

それ自体は、他の大学と変わらないと思うのですが、 ただ、最初の大学は、O大学やK大学に落ちて しぶしぶやってきた人がとても多かったのです。

ですので、キャンパス内の雰囲気は、何だかドンヨリ澱んでいたし、 どんなに楽しそうな雰囲気でも、その中にはいつも陰があったのです。 (もちろん劣等感による陰。まぁ劣等感なんて東大生にもあるが)

理系の人には大変失礼ですが、「ただでさえ暗い理系の雰囲気が、 劣等感によってさらに暗くなっている」というのが最初の大学でした。

まぁ私の自意識過剰というか被害妄想だけなのかもしれませんが、 とある教授も、校内の暗い雰囲気を察知していて、 授業中に「皆さん、もっと明るくなりましょう」 というニュアンスのことを言っていました。

そんな暗い雰囲気の中で、 理系嫌いな私が理系の授業を受けているので 面白いわけがありません。

物理の基礎実験をして、 誤差のまとめ方などを実践で習った時は「中々面白いものだなぁ」とも思ったのですが、

「Q大に行けたなら、もっと面白かったのに!!」 という思いが頭をもたげ、劣等感に苦しむことになりました。

そんな訳で、最初の大学生活は、私にとって全く面白いものではなく、 学校に行って、我慢して授業を受けるだけの毎日でした。

楽しいことといえば、帰宅してゲームをすることだけだったのです。

数学とアークザラッドⅡ

7月の終わりに、数学の試験がありました。

数学は必修科目で、その時はまだ、単位を落としてニートになろうとは考えていなかったので、 マジメに勉強して単位だけは落とさないようにしようと思っていました。

そのため、試験の3日前からマジメに勉強していたのですが…

明日は試験という2日目の夕方、勉強の息抜きにゲームをしようと、 佳境に入っていた「アークザラッドⅡ」をやり始めました。

すると、あと1時間、あと1時間という風にズルズルとプレイを続け、 結局、中々倒せないラスボスを倒してエンディングを拝めたのは、試験当日の朝4時でした。

フラフラのまま試験を受けに行ったのですが、 なんとか数学は単位をとることができました。

しかし、同じく必修だったドイツ語は数学とゲームに時間を割いたため、 見事に落としてしまいました。

私の最初の大学生活は、1年の1学期から早くも綻び始めていたのです。

大学生活:追記

京都のブラック企業に勤務していた頃、 「けいおん!」とかいうアニメが流行っていました。

やたらポップやポスターを見るのでどんなアニメなのか調べたら、 最初の大学時代に私が住んでいたアパート近くの、 修学院駅や白川通りが出ているではないですか。

見て複雑な気分になりました。

白川通りのリカーマウンテンやTSUTAYAはよく利用していたのですが、 カナート洛北ができてからは、白川通りの方へはあまりいかなくなりました。

あと、同じくブラック企業時代に、 一度自分が住んでいたアパートを訪ねてみたのですが、 私が住んでいた頃そのままで感慨無量でございました。

その6:とうとうニートになったに続く。

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