減価償却とは何か

凸凹を平らにするもの

減価償却についてあれこれ

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忘れ去られて、ちっとも更新していなかったこのコーナー。 何を書こうかと考えたところ、今回は減価償却について書きます。

経理の仕事や簿記の勉強をはじめた人にとって、 第一の関門が「減価償却」だと思います。 この記事では減価償却する理由や実務に付いて、 色々書いていきます。

減価償却する理由

まず、何で「減価償却」なんて計算方法ができたのか、 その理由について書きます。

会社が「大きな買い物」をして、それを一度に費用計上すると、 会社の利益が大幅にダウンします。

会社が大きな買い物をする度に、利益が大幅ダウンしていたら、 下のような、凸凹の激しい利益になってしまいます。

おー激しい

そこで、会社が大きな買い物をしても、全額を一度に費用計上せずに、 何度かに分けて費用計上して凸凹を無くすのが、減価償却の役割です。

平準化

利益が凸凹していると、会社として「見栄えが悪い」「安定しない」 という印象を株主や銀行に与えてしまうので、こんなことをするのです。

凸凹を嫌うのは税金の徴収も同じです。 私的には、凸凹でもかまわんと思うのですがね… 別に落差があってもいいじゃないですか。

それはともかく、 大きい買い物をした時、利益がドカンと下がらないよう小分けにする のが、減価償却の概念です。

※「大きい買い物」というのは、20万円以上の買物のことです。 10万円以上20万円未満は均等償却となるわけですが、ここでは省きます。

<追記>

現場作業ばかりですっかり忘れていましたが、上の理由以外に、 償却期間内において固定資産は生産や利益を生みだすのに利用されるから、 という理由もあります。 殆どの設備等は、償却期間をオーバーして使用されますが…

定額法、定率法

減価償却のやり方は、定額法、定率法の2種類があります。 他にも生産高比例法とかあるのですが、使いません。

定額法:主に建物に適用。100万円の買い物を5年で償却すると、 100÷5=20で、 20万円、20万円、20万円、20万円、20万円 となります。

定率法:建物以外に適用。100万円の買い物を5年で償却すると、 100×50%=50で、1年目は50万円、 50×50%=25で、2年目は25万円、 25×50%≒13で、3年目は13万円… という風になっていきます。

実務の場合

実務ではどうしているかというと、全部会計ソフト任せです。

大きな買い物をしたら、税抜価格と耐用年数(これは自分で調べる)、 使用開始年月日を入力すると、後は勝手にソフトが計算してくれます。

SAP、弥生会計、減価償却応援などを使ってきましたが、 減価償却応援が一番使いやすかったかなぁ、という感じです。

たまに現場に行って、帳簿と現場の固定資産が合っているかどうか、 棚卸をして確認します。

あと、毎年1月に「償却資産税」という市民税があるので、 固定資産の管理をしている人は、忘れずに申告しましょう。 最後に、仕訳方法ですが、上記の定額法の例で説明すると、

購入時    建物 1,000,000/現金 1,050,000
    仮払消費税   50,000

償却時 減価償却費 200,000/建物償却累計額 200,000

という風になります。

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