「今」と対立する意図:解説まとめ『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』13

前回の記事:節目ごとの意図確認とは何

節目ごとの意図確認について適当に書いた前回ですが、 今回は本章に書かれていることで、私が気になった2点について書いてまいります。

1つは「私の力は今にある」という文言について、 もう1つは「あれは良いけどこれは嫌だ」という対立する意図についてであります。

私の力は今にある

まずは赤本313ページに書いてあること。

「悪循環にハマった場合、古い習慣や信念を捨てたい場合、 どうすれば良いでしょうか」という質問に対し、

「”私の力は今にある”という言葉を使ってはどうかな」 なんていう答えが書いてあります。

確かにそうなのですが、ニューアースとか読んでいる方々は「私の力は今にある」ではなく、 むしろ「私の力は今に”しか”ない」「私の力は今”だけ”」ということを実感しているのではないでしょうか。

人生は「今」だけで「今」が人生のスタート。 「今」の行動が人生の目的で、人生における成功は「今」の存在や行動の質による。 宇宙(生命、意識etc.)とつながれるのも「今」。全てを体験できるのも「今」。

私は以上のように実感しているので、もし豊かになりたいなら「今」豊かになる、 もし健康になりたいなら「今」健康になる等、 望むことがあるなら「今、実現したときの感覚になる」という風にする 必要があると考えております。

これ以上は上手く言葉で表現できないし、これが正しいのかどうか知りませんが、 引き寄せ信者(かつての私も同様だが)がよくやっている、

願望実現という状態を未来に置き「今」に対して背を向けている、というのでは、 願望実現なんてずっと未来のままで、いつまで経っても実現しないのではないでしょうか。

簡単にいえば「今と調和する」ということであり、 何を望むにせよ、これが引き寄せの大前提だということです。多分。

※まあ、叶うときは何をしようが叶うのだけど。 そういえば初めてニューアースを見たとき、 最終章の「新しい地はユートピアではない」というのを見つけて 「何だこのクソ本!」と言ってしまったのを思い出したし、確か2013年あたりの記事にも書いた。

※2ニューアースの最終章にも「情熱とは心の中のビジョンを物理的次元に移し替える力」 とか出てくるので、引き寄せと同じといえばいえなくもないけど、 そこに至るまでの質が違いすぎると私は感じた。

対立する意図

お次はこれ。対立する意図、対立する信念について。

所謂「あれは良いけど、これはイヤだ」というもので、 赤本308ページには非常に分かりやすい例が載っており、それは以下の通り。

「豊かになりたい」という願望を持ち、 なおかつ「働かなければ豊になれない」という信念を持っている。

→この願望と信念を持った状態で「働きたくない」と思っていると、 信念に反するので、いつまで経っても豊かになれない。

この例は、現代日本に生きている殆どの人が持っている願望と信念ではないでしょうか。 (金に限らず「志望校に受かりたい&勉強しなければ志望校に受からない、勉強したくない」とか色々ある)

こういう場合どうすれば良いのかというと、 赤本には「意図を2つに分けろ。自分が望むことだけに関心を向けろ」 などと書かれております。

上の例でいうと、豊かさを望み、自分は豊かになる価値があると信じ、 望んでいるのだから実現すると期待すれば良いということで、

「働かなければ〜」「働きたくない〜」という信念や思考は 放っておけば良いということです。

こうすると思考に対立が無くなり、 矛盾し対立した思考とは違う感覚になることに気が付くことでしょう。

要するに「(何かを成すのに)無用な条件付けをするな」ということでもあり、 上の※欄に「まあ、叶うときは何をしようが叶うのだけど」と書きましたが、 これなんかも、「思考に対立、矛盾が無い状態」といえます。

以上、今回の解説はここまで。

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