ケース14からケース16:解説エイブラハム青本

前回の記事:ケース12とケース13

今回はケース14からケース16についてで、 人間関係の問題3連発となっております。

本書をよく見てみれば、33のうち半分以上が人間関係についてで、 そんなに人間関係で揉めるなら転職や引っ越し等で綺麗サッパリ縁を切ってしまえば良いのに、 などと思わなくもないですが、仕事や家庭やマイホームなんてものに縛られていると そうもいかないのでしょう。

※仕事や家庭やマイホームといったものが「常識」だった昭和の頃なんて、 実は皆幸せとは程遠く、凄くストレス溜めていたんじゃないのかと思ってしまう。 昔の方が変な事件も多かったし。 まぁこれは私の偏見だが、少なくとも私があの時代に社会人なら発狂していた。

ケース14:姉と喧嘩して長い間口をきいていません、仲直りするなんてウンザリ

それはさておき、まずはこれ。

当ケースの鍵となるのは、

殆どの人は他人から愛されたい、感謝されたい、理解されたいと思っているが、 他人はコントロールできない。

しかし、愛し、感謝し、理解することは自分でできるし、 「本当の自分」「源」は自分を含めた万人を愛している。

なので、「相手が気に食わないからウンザリする」というのは、 実は相手のせいではなく「本当の自分」「源」と調和していないだけ。

という記述で、要は「たとえ世界中の誰からも愛されず感謝されず理解されなくとも、 私は愛し、感謝し、理解する存在となれる。それが本来の自分の姿だから」というわけです。

まるでイエスキリストか何かみたいだし、頭では到底理解できないことですが、 エゴやら思考やらを超えたところにこの「神性」は存在し、

こういう「神性」を誰もが持っている、というか、 本当は誰もがこのような「神性」なのでしょう。多分。

だからといって、お前も神になれとか人殺しを愛せとか乞食に全財産を与えよとか 言っているわけではなく、 少しでいいから嫌な相手や周囲の状況を非難したり憎悪している「いつものパターン」に気付き、 本来の「神性」と同じ方向を向いて調和するよう努力してみてはいかが、 というわけであります。

まぁ、「神性」と調和した結果どうなるか、「凄く良いこと」が起きるかもしれないし、 キリストやその使徒みたいに磔になるかもしれないし、その辺は誰にも分かりませんが、 少なくとも苦しみから解放されるのは確かです。

ケース15:配偶者が私をコントロールしようとする、窒息しそう

続いてこれ。

新しい人間関係は、どちらも相手を喜ばせようと不自然なくらいに頑張るから 表面上は上手くいく。

しかし、相手の気に入ることばかりしていると、 「自分の幸福の責任は自分には無く、あの人次第だ」などという歪んだ考え方をするようになる。

そして、相手を喜ばせようと気を使いまくり、相手からも同様のことを期待し、 人生は大変息苦しくなるしメチャクチャになる。

というのが当ケースの主題で、幸福になるためにはもちろん、 信心自分自身と調和するしかないのであります。

ケース16:離婚することになり途方にくれている

当ケースについても、

夫と離婚することになったから悲しい、酷いでなく、 生命の流れと逆方向を向いているから悲しく酷いことになっている。

ということなので、他のケースと同じように、たった今、 自分が生命と逆方向を向いて抵抗していることに気付き、抵抗を手放して流れに乗れば良いわけです。

こういうことを書くと、「それでは流れに乗れば夫は戻ってくるのか?」 などという質問が飛んでくるのですが、

今まで書いてきた通り「知らない」が答えで、 「本当の自分」「源」がそう望んでいるなら戻ってくるし、 違うなら頭でいくら戻ってこいと考えても戻ってきません。

そもそも、元夫の行動や態度なんてものは自分の幸福と一切関係なく、 関係あるのは自分と「本当の自分」「源」との関係、 これだけだというのは本書にある通り。

以上、今回はここまで。

ケース17とケース18に続く。

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