5周年目のご挨拶の記事にも書きましたが、 私が色々やってきた中で役に立った本の一つに『思い込みを捨てろ 人生は必ず変わる』 という本があります。
この本、1999年に出版されて現在は絶版なのですが、 よくブックオフで二束三文で売られており、 アマゾンでも中古が180円くらいで売られていました。 (私が買ったのも180円)
ところが最近、ブックオフにいくと、 状態の悪い本書に1000円近い値段が付いているのを 見かけました。
どういうことなの…と思い、アマゾンで調べてみると、 何と!値段が5000円になっているではありませんか!!!!1
万が一、そんなことはないだろうけど、当サイトで「効果ある」と書いた結果、 値が10倍以上になったのなら、当サイトにも責任があるので、 この度本書についての概要を解説してまいります。
当解説を読んでもモノ足りないという人は、出版社である「主婦の友社」に再販要求してくだち。 『自分を動かす』みたいに再販されるかもしれません。
いきなり結論を書きますが、
本書は280ページの本なのですが、 その中で役に立つのは119〜123および176〜179の、 合計9ページぽっちです。私はそう感じました。
しかも、書いていることはそれぞれ同じなので、 正味4.5ページといったところです。
ところが、この4.5ページに書かれている内容が、非常に素晴らしいし効果がある。 数ある引き寄せ本はおろか、 もしかしたらニューアースよりも良いんじゃないかという程のものなのであります。
その内容は「2ステップアプローチ」といって、
ステップ1:自分が”In The Box”の状態であることに気付く。
ステップ2:自分自身に対する問いかけをする。 「もし今、私が”箱の中”に閉じ込められていなかったら、この状況下において、 私はどんな気持ちでいるだろう?何を感じるだろう?何をするだろう?何を考えるだろう?」
→この、自分が発した問いかけに対して、自分で答える。
これだけです。自身の問いかけに対する回答を1ステップに数えるなら、 2ステップじゃなくて「3ステップ」といえるかもしれません。
ともかく、私は無意識のうちにこの2ステップを思考パターンの中に組み込んでいて、 様々な効果を実感したのでした。 (ただし、この思考パターンが確立されていると気付いたのはつい最近。 それまでは単にニューアースのおかげだと思っていた)
インザボックスだの箱の中だの、 これだけでは何のことかサッパリだろうから、 順を追って、まずは概要から説明してまいります。
まずは本書の概要ということで、まずは1章から8章までの大まかな中身です。
1章 最も純粋な場所:「エゴ」と「本当の自分」についての解説。
2章 自己イメージは作られている:In The Box状態についての説明。
3章 思い込みからの抜け出し方:抜け出すための4ステップの説明。
4章 エゴを克服する7つの方法:「7つ」とかいいながら番号が振られていないので非常に分かりづらい。 無くてもよい章。
5章 2ステップアプローチ:本書の真骨頂。この章の一部だけで充分。
6〜8章:人間関係とか健康とか、ただの事例集。ハッキリ言って蛇足。
こんな感じで、流れとしては1〜3章をザッと読んで、4章飛ばして5章を読めば充分で、 いらん箇所が沢山あるところが、本書が今まで日の目を見なかった理由ではないでしょうか。
長くなってきたので、今回はここまで。
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