エゴの縮小 解説ニューアース2013その7後編

前回の記事:解説ニューアース2013その7 前編

P.212からの「混沌とより高い秩序」は、 「神との対話」に書いてあったことと似ています。

「良いと思うものしか見ようとしないと、 自身の半分しか知ることができない」というやつです。 エイブラハムも「コントラストに満ちた世界」という描写で同じようなこと 言っていました。(あくまで私の感想ですが)

「これは良い」「これは悪い」というレッテル貼りを超えた、 小賢しい人知を超えた、より高い秩序というものが存在し、 頭であれこれ考えてレッテル貼りをせずに、 その秩序と調和せよ、ということだと私は思います。

その秩序と調和する例が、自動車男の例、クリシュナの言葉、 白隠の例なのではないでしょうか。(クリシュナって誰だよ)

今と和解するには:今との関係

P.219からは「今」との関係についてです。 何か前にも書いてあったような気がしますが、エゴは「今」と調和しません。

「今」を目的の為の手段、障害、敵とみなすのは、エゴによるもので こういう事態に陥ると、何をやっても不安がつきまといます。

人生には「今」しかないということに気付き、 「今」という瞬間を友にすれば、「今」の方からあなたにすり寄ってきて、 あなたを助けてくれるのです。

ただ、「今=今起きている出来事」ではありません。 「今」とは劇場のようなものであり、今起きている出来事はその劇場の中で 演じられている演劇みたいなもので、劇場自体ではないのです。

時間にしても、全ては時間の影響を受けますが、 全ては「今」起きているのです。

物質的な限界にしても同じで、ホーキング博士の例にあるように、 形の上での限界に対する抵抗を捨てて、内的、意識的な限界を乗り越えると 何かすごいものが見えてくるのです。

エゴの縮小

最後はエゴの縮小についてです。 悪口を言われた、投資で大損をこいた、腹が立ったと感じた時は 「そのままに」しておきましょう。

自分にとって「脅威」だと感じるものが、 実はエゴを縮小させるために最適な力であり、 見せかけの自分、つまりエゴを小さくさせミジメにさせる力なのです。

放っておけば縮小するのはエゴだけで、エゴが縮小することで 本当のあなたが見えてくるのです。

最後の最後に空間について書かれています。 空間無くして波動、物質無し、静寂無くして音は無し、ということです。

エゴに囚われて物質的な形や音と自分とを同一化させていると 自分の半分(全体ではなく一部分)しかみていないことになります。 空間や静寂といったものこそが無限であり、宇宙であり、ブラフマンではないでしょうか。

7章の冒頭にも書きましたが、この7章が一番ためになりそうな章なので、 何度も繰り返し読みましょう。

8章に続く>>

2015追記:最後あたりは実感できていなかったので、 適当にお茶を濁しているじゃないか!あーもうメチャクチャだよ。

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