ニューアースその8前編

前回の記事:解説ニューアース2013その7 後編

8章 内なる空間の発見

この章は「いまに在る」の繰り返しです。

概念的な記述ばかりなので、 この辺から訳が分からなくなる人も多いのではないでしょうか。 私もこの章でギブアップしそうになりました。

最初にネタバレすると「自分なりの瞑想をやり続けろ」 ってことが書いてあります。(本当かよ。そんなんじゃないと思うけどin2015)

ですので、瞑想のやり方を調べて、実際にやってみましょう。 最初は雑念が色々浮かんできますが、続けていると、 一呼吸くらい思考を止めることができるようになり、 それが段々と長くなっていきます。 (ジョジョ3部のスタープラチナ・ザ・ワールドみたいなもん)

全ては諸行無常

この章は「これもまた過ぎ去る(This also will pass.)」というたとえ話からです。 読んでの通りのお話でございます。 何度も何度も繰り返しで嫌になってきますが、物質的なものは全て無常、 その無常にしがみつくと”苦しみ”が生まれるってことです。

仏教をかじったことある人ならお分かりでしょうが、 お釈迦様が散々言ってきたことです。 (しかしお釈迦様は凄い!ヒルズ族なんて目じゃない程の「勝ち組」だったのに、 全部捨てて乞食同然の身で家出したんですから。一体何を考えていたのやら)

もうこれだけしつこく説明されると 「じゃあ物質的なものは全部無視しろっていうのか!」 とキレる人もいるかもしれませんが、そうではありません。

お金が欲しければ、お金に対する執着心を手放せということです。 モノが欲しければ、モノに対する執着心を手放せということです。 地位が欲しければ、地位に対する執着心を手放せということです。 健康が欲しければ、健康に対する執着心を手放せということです。

捨てる方法は、P.272に書いてある通り、エゴに気付いて 「エゴが無ければどんな感じ?」とやってみることです。

執着心をベッタリと心身に貼り付けたまま、引き寄せだ何だとやっても、 やってくるのは執着心にふさわしいウ○コみたいなものばかりだし、 たとえ手に入れたとしても、燃え盛る執着心のおかげで、 決して満足することがなく、苦しみ続けるということです。

逆に、「金が何だモノが何だ地位が何だ健康が何だ!!」と、 ヤケクソになった場合の方が上手くいくことが多いです。

それでもダメだったら、前章に出ていたホーキング博士の如く、 物質的限界と和解すればいいだけの話ではないでしょうか。 「あれが欲しい、でも手に入らないならそれはそれでかまわない」 くらいのスタンスが一番だと思います。

犬や猫と同じで、血眼になって追いかけまわすと決して捕まえられず、 ゆったりとした気分でいると向こうから寄ってくるみたいなもの ではないでしょうか。 (無理にやけっぱちにならなくても良いのですが…私は執着心が強すぎますから。 この辺はあくまで私の見解なので、間違ってるかもしれないけど私はそう思います)

思考より下

私は以前アルコール依存症だったから分かるのですが、 酒で憂さを晴らす、テレビやネットサーフィンでヒマを潰すという行為は、 頭で考える活動が停止して「無思考状態」になります。

ただ、それはあくまで惰性、無意識によるもので 「思考する」以前の状態に退行しているということです。

なので酒やテレビやネットサーフィンなんかに救いを求めても、 さらに欲求等が募るばかりで、何の救いにもならないのです。

それに対し、物質的な形に邪魔されていない、条件付けの無い、 「内なる存在(意識そのもの)」を感じることができれば、思考の上に進化し 「今に在る」喜びが湧きでてくるというのですが、方法の紹介は後編で。

※ぶっちゃけると、内なる存在(インナーボディ)を感じる方法については ニューアースよりも『悟りを開くと』など他の本の方が分かりやすいです。 もっと言えば、ガンガジやパパジの動画や本を参照した方が分かりやすいかもです。 (とか偉そうなことを抜かしつつ、自分が実感できたのは2年後の2015年4月でありました)

解説ニューアース2013その8 後編に続く。

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