前回の記事:概要
今回から『ポケットの中のダイヤモンド』の要点について書いていまいります。
ただ、前回も書いた通り、まだ読み込みが足りていないので、 ポイントを何点かピックアップする形になり、 深く掘り下げて書くのは来年あたりになるかもしれません。
※まぁ、深く掘り下げて書けば読み手に分かりやすい文章になるのかは怪しいが… そんな掘り下げるなら本書を読めばいいじゃん、ということになりそう。
あと、これは何年も前から何度も言っておりますが、 サイト「ガンガジとの対話」の方が全62(63かも)の対話形式となっており本書よりも分かりやすいし、 本書を読む上でのヒントにもなるので、 こんなサイト読むくらいなら「ガンガジとの対話」を読みましょう。
ガンガジとの対話URL:http://gangaji.jugem.jp/
まずこれ。 本書だけでなく『The Power of Now』や『ニューアース』等でも散々書かれていること。
思考(マインド)自体に良いも悪いもないのですが、 思考に乗っ取られて「思考=現実」だと錯覚していることが、 本書でいうところの「直接体験」を束縛する鎖となっているし、
「思考=私」とみなした結果、 持ち物、人間関係、肩書、容姿、経歴ナドによって 苦しみや争いなどの「狂気の世界」が生み出されているというのは、 ニューアース前半で散々書かれている通り。
そんな「狂気の世界」にウンザリして「救いはないんですか!」と救いを求めるも、
下らないメソッドや教義なんかをマインドでもってこねくり回し、
「このメソッドをやればいつか幸せになるだろう」「この本を読めばいつか幸せになるだろう」
なんてやってしまうため、結局は思考に囚われたままで堂々巡りをする羽目になるのです。
※堂々巡りをするだけならまだマシな方で、概念やらメソッドやらに優劣をつけたり、 コミュニティを作って排斥活動や内ゲバにいそしむ等、新たな地獄を作り出すことが殆ど。
なので本書にも
などと説明されているのですが、 これらを読んだだけで「ハイそうですか」とはならず、 自分自身で現在の惨状に気付くしかない、 というのは当サイトのニューアース解説で散々書いてきた通り。
要するに、思考に囚われている限り、 何をしようが人生は「あれは良くてこれは嫌だ」の繰り返しで、 非常に限定的で視野が狭く、苦しみの多いものになるということであります。
さらに、思考に囚われ「思考=現実」「思考=自分」などと錯覚していると、 最悪?の場合「思考に殺される」ことになってしまいます。
これはどういうことかというと、 受験に失敗した、振られた、仕事をクビになった、 FXで全財産溶かした等の出来事をきっかけに ビルや駅のホームからダイブしたりすることで、たまにニュースになるような話のこと。
別に受験に失敗したり振られたり全財産スッたからといって死ぬわけではないのに、 「お先真っ暗だ」と思い詰めてダイブやハンギングをしてしまう、 これもひとえに思考に囚われて「思考=自分」とやっているからであります。
※大体、受験なんて受かる人間より落ちる人間の方が多いわけだし、 落ちた人間のその後の人生は本当に100%真っ暗かといえばそうでないのは明らかではないか。
なので、これ以上苦しみを生み出したくないなら、 思考に殺される前に思考の檻から脱出すればよいわけです。 (緊急の場合は脱出云々の前に隔離&拘束&投薬なのは言うまでもない)
まぁ、こんなこと書いたからといって今悩んでいる人に届くとは思わないし、 人生はそんなに素晴らしいものではない、というよりクソだから、 はよ楽になりたいというのは私の経験から分からなくもないし、
そもそも私が悩んでいたときにこんなこと聞かされても 「ふざけるな!何が思考から脱出だ意味が分からん!!」と怒ったと思うので、 気休めにもならない雑談程度に思っていただければよろしい。
ただ、別に上記のような特別な状況だけでなく日常生活においても、 自分に対して一番害をなしているのは、他ならぬ「頭の中の声」「自分自身の思考」であり、
自分が自身の思考に苦しめられていること、 恐怖や怒りや嫉妬というのは頭の中にしかないことに気付くと、 何か変わるということだけ申し上げておきます。
何か本書の内容とズレている気がするけど、今回はここまで。
コントロール願望と執着に続く。
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