解説まとめ『サバイバルモードから抜け出す方法』

前回の記事:サバイバルモードからの脱出

前回の最後で、 『サバイバルモードから抜け出す方法』という本があるということを書きました。

そして、「快癒力と同じだから別に読まなくても良い」とも書きましたが、 折角読んだのにノータッチというのも素っ気ないので、 今回は快癒力2の解説を中断して、こちらについて書いてまいります。

このサバイバルモードから抜け出す方法、2010年に書かれた本で、 快癒力から15年経っておりますが、著者の基本スタンスは変わっておりません。

サバイバルモードとは

まずは本のタイトルにもなっている「サバイバルモード」についてですが、 これは快癒力に書かれているのと同じで、サバイバルモードとは 「どうすれば得して生きられるか、他人から褒められて生きていけるか」という生き方のことです。

さらに本書では、説明が掘り下げられており、

とあります。

ここで特筆すべきは「サバイバルモードは不自由だけど、当座のエサはもらえてしまう」ということ。

私たち(少なくとも現代の日本人)の殆どが「不自由さ」や「生き苦しさ」を感じながらも、 嫌々働いていたりするのは、取り敢えずの「エサ」がもらえるからに他ならず、

「もうこんな生活嫌だ!脱出したい!!」と思っていてもなかなか脱出できず、 同じことの繰り返しをしているのは、 ひとえに檻から抜け出したら「餓死」してしまうと考えている、 しかもそれが絶対の真実であると信じ込んでいるからではないでしょうか。

私なぞはこれを読んで「やっぱり家畜と同じじゃないか」などと改めて思ったわけですが、 皆さんはいかが感じられるでしょうか。

本当にやりたいこと

お次は『快癒力』にも書いてある「本当にやりたいこと」について。

これも快癒力では定義や説明が曖昧でしたが、本書では以下のように書かれています。

「本当にやりたいこと」=やっていて楽しいこと

プラス

一番下は私が付け加えたのですが、これはまさにニューアース9章の対話や 10章の「楽しむ」「情熱を燃やす」そのものではないかと思ってしまいました。

要するに、著者のいう「本当にやりたいこと」というのは、 「やっていて楽しい(これは誰でも理解できる)」に加えて「エゴのない状態」、 もっと分かりやすくいうと「幼児の頃の、ただ生きているだけで楽しい状態」が必要のようです。

本書ではサラッと簡単に書かれていますが、 これを読んだだけで「ああこの状態か」と実感できたり実践できる人、 どれくらいいるのか疑問です。

※尤も、私はニューアースみたいな分厚い本読んでウンウン唸ってやっとこさ実感できるようになった (しかもウルトラマンみたいに時間制限付き)ので、 「エゴのない状態になるのは難しい」という思い込みがあるだけなのかもしれない、 本当はエゴのない状態になるなんて簡単なのかもしれない、とも思う。

また、英語の禅サイトで見かけた話ですが、「本当にやりたいこと」というのは、 dutyの為にやることではなく、natureから発せられる行動で、 それにjoyが加わったものなのだろうとも思いましたが、脱線しそうなのでこの辺にしときます。

ともかく、そういう状態になると、 ただ生きること自体が「本当にやりたいこと」になりそうな気がするのですが、 皆さんはいかが思われるでしょうか。

以上、こんな感じで適当に紹介してまいりましたが、 次回も本書について書いてまいります。

解説『サバイバルモードから抜け出す方法』その2に続く。


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