「やりがい」「心の報酬」なんてクソ食らえ!

最近大人しくなっていた私ですが、 久々に血圧が上がる本を見つけたので紹介いたします。

それが『「心の報酬」の与え方』という本。

こういうの読むと腹が立つので読んでいないのですが、概要を説明すると、 スーパーのパートから3年で店長に上り詰めたオバサンが、 給料と福利厚生以外の「心の報酬」について語る本のようです。

ふーん、へー、そりゃすごいね(棒読み)

払う金払わずに「心の報酬」与えろってか。

大体このオバハン、既にスーパーの店長辞めて、 今はコンサルタントやってるじゃないか。

スーパーの店長という職に「心の報酬」を見出していたなら、 ずーーっとスーパーの店長やってりゃ良かったんじゃないのぉおおお?

(この辺で止めときますが、心の報酬の「与え方」という言葉から、 従業員を家畜か何かとみなしている傲慢さがプンプン臭ってきます)

やりがい:ラーメン屋の例

例えばあなたが、ラーメン屋に行って、 500円のラーメンを食べたとします。

代金を支払う時に、店のオヤジさんに 「いや〜、お宅のラーメンは客を幸せにするね!」 「おやっさんもやりがいがあるだろう!」 とか言って、100円しか支払わなかったり、 タダで店を出ようとしたらどうなるでしょうか。

オヤジさんは「お客さんから感謝された!やりがいがあるなあ!」 「心の報酬を受取った!」とかいって大喜びするでしょうか。

おそらく、あなたはオヤジさんに殴られるか 警察呼ばれて連れて行かれるかのどちらかでしょう。

要はそういうことです。

払うもん払っていない奴が「やりがい」だの「心の報酬」だの抜かしても、 ただの犯罪であり戯言に過ぎない、ということです。

そして、そんな万引き犯みたいな経営者連中によって、 賃金未払や長時間労働の「方便」というか「言い訳」にされている、 「やりがい」や「心の報酬」なんて言葉、クソ食らえです。

会社で働く社員、サラリーマンの方々が本当に信じるべきは、 「やりがい」や「心の報酬」といった主観的な概念では断じてなく、 給与額や年間休日日数といった「客観的な数字」であると 肝に銘じて働きましょう。

その客観的な数字に対して不満があるなら、グチグチ言わずに、 転職するなり労働組合を結成するなり地域のユニオンに入るなり、 いかに効率的にサボるかなりと、試行錯誤すれば良いのです。

賢明な読者の方なら分かるでしょうが、私は別に上記のオバサンや オバサンが書いた本に対して腹を立てているわけではありません。 (腹立てているじゃないか)

そういうのを利用して違法労働しまくる経営者連中に腹を立てているのです。

まぁ最近は、搾取される労働者も労働者だよなぁと思うようになりましたが…

現状打破するために動けといっても『最強伝説黒沢』のホームレスみたいに、 全然動こうとしないんだもの…

奴隷はなるべくして奴隷になっている、という感じがします。

給与とやりがいの真実に続く。

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