独学!行政書士4ヶ月間合格法

行政書士試験の合格証

行政書士受験のきっかけ

散々な2ヶ月間の就職活動を行った結果、2006年6月の頭に 東証2部メーカーに就職(正式内定)が決まったのですが…

周囲の友人たちの就職先と自分のとを比較して、 「あ〜!!なんでこんな二流企業に…もう人生オシマイだぁああ!」 と人生に絶望(笑)し、絶望感を紛らわすために、 卒論に加えて、何か勉強しようと思いました。

それで、翌月から勉強して間に合う試験を探したところ、 行政書士が11月に試験を行うことを知り、行政書士に決めました。

当時の私は、「もう勉強できるなら何でもいい」って感じでした。

まるで振られた反動で男漁りを始める女というか、 人生に挫折して薬物に手を出す人間の如く、勉強を求めていたのです。

当初は「宅建に毛の生えた程度のもの」という認識だったのですが、 問題集や参考書を見ると結構ボリュームがあり、 「これ、4ヶ月で受かるんかいな?」 という不安もありましたが、とにかく絶望感を紛らわせたかった私は、 7月から勉強を開始しました。

※他の記事でも、最初に就職した会社のことを 「二流企業」だの「クソ会社」だの散々こき下ろしていますが、 今考えると、福利厚生も給与も、大阪市役所並とはいかないまでも、 田舎の地方公務員以上のものがありました。

待遇の良さは、その後ブラック企業に転職して 充分身に染みて分かるようになるのですが、 「六郎というのは経理部に配属希望らしいが、 社長の息子が経理部にいるから情報システムにしちゃおう」 というような会社とは、最初から相容れなかったのかもしれません。

まぁ、社畜の皆様に「そのような考え方は甘い!」 と言われればそれまでですし、 それ以前に、私は「会社」という集団の中で働くのが嫌いですから…

行政書士試験で使用した問題集と参考書

宅建の時と同じく、六法なんてものは使用しませんでした。 六法使う暇があったら、問題集で問題を解きましょう。

行政書士試験:それぞれの科目について一言

勉強していった中で、各科目に対して抱いた印象を、 ものすごい適当に書いていきます。

各科目は全部法律なので、大学受験の様に 「国語は○○という勉強で、数学は××という勉強で…」 というような、科目によって勉強法が異なるということはありません。

どの科目も同じ勉強法で充分です。というか、同じ方法でしか勉強できません。

憲法

アメリカに押し付…いやいや日本の恒久平和を目標に作られた素晴らしい法律であります。

まぁ憲法がどうであろうと、いつもバカを見るのは 我々一般市民だということは、皆さんも充分ご承知でしょう。

問題の内容は中学公民のテストをしつこくした感じです。

民法

宅建と同じだけど、少し詳細になっている感じ。 「佐藤のらくらく宅建塾」が再び役に立つとは思いませんでした。 行政書士の参考書では民法がよく分からんという人は是非とも「佐藤のらくらく宅建塾」を。

行政法

「行政法」という名前の法律はありません。 役人様がどんな感じで愚民共を治めるかを記した法律の集合体です。

使いようによっては、私たち愚民にとっても充分武器になりそうですが、 幸か不幸か、今まで使ったことはありません。

役場で何か申請する時、 「それで、不作為に対する異議申し立てはどこに起こせばいいですか?」 とか一度でいいから言ってみたいです。

会社法

経理で働くようになって、やっと理解できるようになりました。 会社法のおかげで、サラリーマンのことを素直に「社員」と呼べず、 「従業員」という名称で呼ぶようになりました。 ※会社法では「社員=出資者、株主」のこと。

一般知識

2006年から数学の問題とかが無くなり、パソコンとかの問題になりました。 私としてはどっちでも良かったのですが…

行政書士の勉強は問題集中心

宅建の時よりも、より問題集中心になりました。 まず、分からなくてもいいから問題集を一通り解きました。

次に、参考書を一通り読みました。 その後は、家ではひたすら問題集を繰り返し解きました。 大体6〜7回繰り返しています。

参考書は、読むのに時間がかかりすぎるので、 一回通しで読んだだけで、あとは辞書代わりに使用しました。

参考書代わりになったのが、「まる覚え行政書士」です。 「まる覚え行政書士」をいつでも持ち歩き、 電車の中などで気付いたことを書き込んでいきました。

仕上げに「直前模試」を購入して、3回くらい繰り返してやりました。

試験本番

私の住んでいた上北沢から3駅離れた明治大学が試験会場でした。

問題自体は出題内容が大幅に変更された初年度だったので、 そんなに難しくはなかったのですが、試験時間が3時間あったので、 そっちの方が問題でした。

当時の私の飲酒量は、毎日がヤケ酒ですごい事になっており、 二日酔いの日などは30分おきにトイレに行かなければならなかったからです。

試験中に何度もトイレに行ったり、ましてやお漏らしなんて まっぴら御免だったので、試験本番の3日前くらいから 酒の量を減らしていきました。

そのおかげで、試験本番では事なきを得ました。

行政書士受験生の中で、試験本番中に万が一もよおす人がいたら、 我慢せずにすぐトイレに行きましょう。

手を挙げてトイレに行くことはカッコ悪いことかもしれませんが、 漏らすのを我慢して集中できず、不合格になる方がもっとカッコ悪いです。

なんでこんな小学生に話すような内容になっているのでしょうか。

「何、お前は酒を飲みながら勉強していたのか!?」 と言われるかもしれませんが、その通りです。

ずっと昼は酷い二日酔い、夜は泥酔状態でした。

そんな状態なのに何で合格できたかというと、 勉強の基礎が固まっていたからです。

逆に言うと… 勉強の基礎さえ固まっていれば、酒を飲もうがナニをしようが、 行政書士程度の試験ならば合格するものなんです。

過去問について

普通は過去問をやるのが定石ですが、私は行政書士の過去問集を買うのを、すっかり忘れていました。

というか、私が受験した時期は、行政書士試験について 大幅な改訂が行われていたので「過去問なんて解いても無駄」などと 思っていたのです。

やっぱり過去問はやった方が良いので、余裕があればやりましょう。 やらなくても合格はできるのですが…

行政書士って何をするの?

勉強している間も「行政書士って、何をする職業なんだ?」と思っていたのですが、 あまりよく分からないまま受験してしまいました。

で、受験が終了した後に、「カバチタレ」という行政書士の漫画を読んだのですが、 ますます何をする職業なのか、分からなくなりました。

行政書士とは… 行政機関への申請を代理することを、業として行える資格、 ということでよろしいのでしょうか?

ブラック企業で経理をやっている現在(2011年)の私にとって、 行政書士の資格自体は役に立っていませんが、 試験の過程で自分の勉強法の正しさを証明できたこと、 自分の現実が広がったことについては満足しております。

また、その辺の人よりは、少しは法律の知識が身について、 民事のイザコザが起きた時に重宝するかもしれません。

まぁ、もし実際に民事関係のイザコザが起きたら、 自分の半端な法律の知識を振りまわすようなことをせず、 即、弁護士やっている友人に相談します。

そろそろ終わりにしますが、 「こんな酷い行政書士試験のサイトはじめてだ!」 と思われたかもしれません。

しかし、勉強の基礎さえ固めておけば、 行政書士なんて本当に受かるのです。

追記

行政書士は会計帳簿の作成もできるそうです。

今までやってきた経理の経験を活かして、ロクな経理の人間がいない 中小企業の経営体質改善でもやろうかと思っております。

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