お金を使うときの感じ方

世の中には「貯金が趣味」という人がいます。

食べるものも食べず、着る物も着ず、日々の生活を切り詰めてまでお金を貯め、 通帳を眺めてはニヤニヤしている人です。

あなたの周りにも、そんな人いませんか? (他ならぬ俺がそうかもin2015)

人様の趣味にケチをつける気はありませんが、 お金について、以下のことをキチンと理解されているのか少し疑問に思ってしまいます。

お金が力を発揮するとき

まず、お金がその力を発揮するのは、 お金を貯め込んでいるときではなく、 お金を使うときである、ということです。

よく考えてみれば分かるのですが、 お金を貯めたところで、ただの紙切れ、金属クズ、通帳上に記された数字 でしかありません。

使わなければ、1億円も100円も同じく無価値なのです。

例えば「あなたに1億円あげましょう。 しかしこの1億円は、一生使ってはいけません」 と言われたら、あなたは嬉しいでしょうか?

金を貯めて満足している人も、「この金はいつでも使える」 と思っているから満足するわけで、お金は使わなきゃ意味が無いのです。 お金を使ったとき、ただの紙切れ、金属クズ、通帳上の数字が 初めて力を発揮するのです。

お金を使うときの気持ち

次に、お金を使うときに、どんな気分になるかです。

お金を使う時に良い気分になる人は、 お金に良いイメージを持った、お金に好かれる人です。 逆に、お金を使う時に違和感を感じたり、 後ろめたい気持ち、嫌な気分になる人は、 お金に悪いイメージを持った、お金に好かれない人だと私は思います。

上記に書いたとおり、お金が力を発揮するのは お金を使うときです。 お金の力に対して違和感を感じたり、嫌だと思ったりしていては、 お金もあなたを好きになるわけありません。

しかも、お金を使う時にネガティブな気分になる人は 「ああ、お金が無くなってしまう」と、 お金に対する恐怖心を持っている人です。

豊かさではなく、欠乏に焦点を合わせているわけです。 欠乏に焦点を合わせて、豊かにはなれません。

お金を使うときにネガティブな感情になる人は 「お金が足りない」「お金さえあれば幸せなのに」 と、しょっちゅう考えています。 しかし、ちっとも豊かにならないので「なんで自分だけ貧乏なんだ」 「社会が悪い、政治が悪い」 と、責任転嫁したりして、さらに悪い状況を呼び込むのです。

ちなみに、浪費癖や買い物依存症の人は、 心の隙間を埋めるのにお金の力を“濫用”しているので お金に好かれないと私は思います。 薬を濫用すると身の破滅を招くように、 お金の濫用もまた身の破滅を招くのです。

その貯金は何のため?

そして、貯金をしている人についてですが、 貯金する時にも2つの動機があると思います。

「機会がおとずれた時に、ジャンジャン使おう。」 と思って貯めている人と、 「将来何が起こるか恐ろしくてたまらんから、 不測の事態に備えておこう」 と思って貯めている人です。

もうお気付きでしょうが、 貯金をするときも良い気分と悪い気分があるのです。 そして、どちらの気分が自分に豊かさをもたらし、 どちらの気分が自分に欠乏をもたらすか、 賢明な方ならお分かりでしょう。

冒頭で書いた「貯金が趣味」という人も 何か前向きな目的があり、それを達成するために貯金しているならともかく、 「お金を使うのが嫌だ」「お金が無くなるのが恐い」 という動機から貯めているのだとしたら、 彼らにおとずれるのは、繁栄や豊かさではなく、 下らない理由による、突然の莫大な出費でしょう。

で、「俺は金を貯めるのが趣味なのに、なんでこんなことに」となるのです。 もしくは、貯めたお金を使わないまま、その一生を終えるかなのです。

以上、お金を使ったり貯めたりするときは、 そのときの気持ちがお金に対する重要な鍵となりますので、 できるだけ良いイメージを持ってお金に接しましょう。

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