意志力を伸ばす:解説まとめ『スタンフォードの自分を変える教室』第3章

前回の記事:第2章:何でもストレス

今回は第3章。

前回は身体を主とした自制心、意志力の鍛え方についてでしたが、 今回は「自制心は使ったら減ってしまう」という内容です。

朝は「今日は酒を飲まないぞ!クリーンな一日を過ごすぞ!」なんて意気込んでいても、 夜ヘロヘロになって帰宅すると、思わず深酒をしたりシコったりすることは 読者の皆様も身に覚えがあるでしょうが、そういうお話。

対策

何でそうなるのかというと、最初に書いたように、 朝から自制心を使い続けていたために「意志力ポイント」がどんどん減って、 夜の時点ではポイントが枯渇しているからというのが理由であり、

最初の話に戻ると、いくら朝に酒飲まないと決意をしても、日中色々な決断や選択を迫られ、 その度にポイントを消費し、夜には0になっているから飲んだりシコるというわけです。

そんな意志力ポイント枯渇について、 本章では以下の3つが対策として挙げられています。

1.観察

まずはこれ。1日のうちで、意志力の強い時はいつか、弱いときはいつかを観察しなさいとのこと。

観察してどうなるんだと思うでしょうが、 意志力にも「波」というか「リズム」があることが分かるので、 意志力が強くなる時間帯に大事なことをやりなさいということなのですが、 あまり枯渇とは関係ない気がします。

2.糖分補給

次はこれ。

「甘いものがどうしたこうした」と、何ページにも渡って長々と書いてありますが、 とどのつまり

「腹が減ると目先のことに囚われて衝動的に動くようになる(原始の習性)」 →「なので糖分を取れば回復するけど、お菓子だと太るからヘルシーなナッツを食べよう(提案)」

とかいうごく当たり前のことが書いてあるだけです。

読んでいて「なんだそりゃ」と思うわけですが、 こういう風に、ものごとを勿体つけて長ったらしく書くのも大学で学ぶスキルの一つであり、 書き手が有名大学出身者とかだとその権威も相まって、 大抵はコロリと騙されるわけであります。

3.その他

最後はこれ。

「簡単なことから初めてみよう」「あえて難しい方を選ぶ」 「やらない力を鍛える(不平不満を禁止etc.)」「やる力を強化」

と、色々ゴチャゴチャ書かれていますが、自分がピンときたものを1つだけ選んで 気長にやれば良いと思います。

意志力の限界を伸ばす

後半、といっても章のほぼ最後ですが、 意志力の限界(というかキャパシティ)を伸ばす方法が書かれております。

トライアスロンの例にあるように、大抵の疲労(意志力の枯渇)は身体ではなく、 感覚や感情のレベル、つまり頭の中で起きているので、

「もうだめっ!うんち出る!」となった状態から意志力の限界を伸ばすため、 「望む力」を作り出せば良いとのことです。

「望む力」を作り出すポイントとしては、

  1. それを達成たらどんな良いことがあるか?
  2. 自分の他に誰が喜んでくれるか?
  3. 何事も辛いのは最初だけで、段々楽になっていく

の3つが主となると書かれておりますので、この3つを参考にして、 「自分にとって何が一番大切なのか」を考えれば 伸ばすことが可能になるでしょう。

次章でも書くけど、「自分にとって何が一番大切か」を考えたりするには、 『ニューアース』7章が参考になると私は思うわけですが、 あそこまでいかなくても良いかなとも思います。

あと、「疲労を気にしない」というのも書いてありますが、 気にするなと言われてできるなら世話ないので、参考程度にすれば良いです。

以上、本章は簡単であまり書くことがないため、 巷にあふれるトレンドブログのように薄っぺらな記事になりました。

今思い付きましたが、当サイトの読者層は社会的、知的ピラミッドの中の下〜上の中あたり、 真ん中よりも幾分上の層を想定しているので、 多くの読者様がこんな薄っぺらいのじゃ満足できないでしょうが、その辺はご容赦ください。

第4章:Moral Licensingに続く。

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