前回の「目覚めの準備ができている人」に該当する人は、 今すぐ自分の中に巣食うエゴと向き合ってみましょう。
エゴと対峙する方法についてですが、やることは極めて簡単です。 自分が何を考えているかを「観察」して、 「あ、オレ今こんなこと考えているな」と「気付く」だけ。
たったこれだけなのです。 あまりにシンプルすぎて、ビックリしてしまいます。
かなり前(サイト立ち上げ当初)に書いた「恐怖と向き合う」という記事の中で その中で「恐怖の正体が分かれば簡単に消せる」と書きましたが、 エゴの場合は、エゴに囚われていると気付くだけでOKなのです。
では、どういったことに気付けば良いのか、主なものを3つ挙げてみます。
まずは「思考=自分」だと思い込んでいることに対しての気付きです。 エゴというのは思考の産物です。
思考というのはあくまで状態の一つであって、本当の自分ではありません。 (じゃあ本当の自分って何?となりますが、それは別の記事にて)
ですので、切羽詰まったり、イライラしたり、不安を感じることがあれば、 それらは全て思考の中での出来事、幻想に過ぎないので、 「あ、今”思考=自分”と考えているな」と気付いてみてください。
外見、経済状況、健康状態、人間関係、肩書き等々…
自分の周りにあるものは、全て「状態」でしかなく、 諸行無常、全て移り変わるものです。
そんな移り変わるものに対し執着心を燃やし、 「これが無ければ俺じゃない!」「これが無くなったら死ぬ!」 などと思い込んでいると、そんなものは全て移り変わるので、 遅かれ早かれ不幸になることは火を見るよりも明らかです。
今は、全て移り変わっていく中の一状態だということに気付きましょう。
折に触れて、 「あ、今預金額と自分を同一視しているな」 「あ、今病気の状態と自分を同一視しているな」 と気付いていけば、いかに自分が不安定なものに対して 執着していたかが分かるでしょう。
人間は今までの経験の中で学習し、行動パターンや思考パターンを構築しています。
あなたの日々の行動や思考も、無意識のうちにおこなっているものが 多くあるのではないでしょうか。
それが悪いとは言わないのですが、レッテル貼りや悪癖など、 無い方が良いものも沢山あるのです。
特に思考パターンは、比較、レッテル貼り、嫉妬など 不要なものが多数を占めているのではないでしょうか。
このような不要な思考パターンが、無意識のうちに 頭の中を占拠していることに気付いたら、 「あ、今不要な思考パターンを無意識のうちに思い浮かべているな」 ということに気付いてください。
1日にどれだけパターン通りの思考を繰り返しているのか、 カウントしてみるのも良いと思います。
以上、気付きについて書いてみました。 これらの気付きは、一朝一夕に身に付くものではなく、 何度も何度も繰り返してやって身に付けるものですので、 何度も繰り返しやってみてください。
やり続けていると、段々とエゴと自分との間に 空間というかスキマみたいなものができていることが 実感できるはずです。
ただ、気付いたからといって 「これはいかん!修正しなきゃ!!」とは思わないでください。
そんなことを思うと「抵抗するものは蔓延る」の法則で エゴがたちまち強化されてしまいます。
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