9章 今がベスト

前回の記事:8章 プラス思考なんていらない

とうとう9章まできました。

この章は会話が主なので、それを読んでもらえば大体のことは分かるでしょうから、 特に補足と言うものはございません。

ただ、あえて挙げるとするなら、以下の2点です。

今この瞬間が最高、今がベスト

まずはこれ。 この台詞は津留晃一の本やサイトにある文言なので、 「今この瞬間が最善」とかで検索すれば出てきます。

これを読んだ大多数の方は「ふざけるな!何が今がベストだ馬鹿野郎!」 「こんなの都合の良い目くらましじゃないか!!」と思われるでしょうし、 実際私はそう思っておりました。

ただ、この後に「あなたにとって、もし今より良いところがあるならば、 あなたは今、そこにいるでしょう」という文言が続きます。

これを読んだ私は「う〜ん…そうなのかなぁ、そうかもしれない…」となり、 「そう信じてみて、悪いことはないよなあ…」などと考えるようになりました。 なので「今がベスト」という言葉に対しては半分そうかもしれない、 半分ふざけるなという印象を現在は持っております。

察しの良い読者の方々ならお分かりでしょうが、 「ふざけたこと抜かすな!」「そんな慰めや目くらましなんていらない!」と考えているのは、 紛れもないエゴです。

本書9章に出てくるサラリーマンにとっては、 オフィスにいるときは書類整理することがベストで、 トール氏と会話しているときは会話することがベストということであり、 その「今」から足を踏み外した途端、 苦しみや何やらが一斉に襲い掛かってくるということだろうと、現在は思っております。

なので、何かよく分からないながらも「今がベスト」 「もし今より良いところがあるなら、俺は今そこにいる」とでも思っていれば、 何か少し変わってきて、今この瞬間も少しはマシ?になっていきます。

だからといって、「今この瞬間がベストなんだ!(*^◯^*)」などと無理に考えるのは逆効果なので、 「今がベストなのかなぁ」 「もし今より良いところがあるなら、俺は今そこにいるのかなぁ」程度で良いと思います。

あと、これは私の個人的経験であまり関係ないのですが、 ある日「あ〜つまらん、何でこんなに仕事というのはつまらんのだ!」と会社で考えている最中、 「そりゃそうだろう、つまらないつまらないと考えているんだから」という声がして、 ハッとなったことがあります。

この出来事は、「思考は状況に対して反応した結果、起きる」という長く信じてきた考え方から 「状況は思考が創りだしている」という新しい考え方へシフトした瞬間なのですが、 そんな私の体験はどうでもよく、 個人の体験を通していかに「今」と折り合いを付けるかが、 人生最大の目的だといえるのではないでしょうか。

私は、自分では何もできないに続く。

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