10章 「今」がユートピア

10章 目覚めた人間の行動

いよいよ今回2015年Ver.のラストになりました。 終盤あたりで当サイトのリニューアル作業が入り、 更新が一時途切れてしまいましたが、何とか最後まできました。

今までの記事を読み返してみると、前回で言いたいことは大体終わっているので、 今回はあとがきというか、おまけ程度のものとなります。 それではいってみましょう。

いつかくるユートピアなんて無い

まずは今までも書いてきましたが、最終章のこれ。早い話が「いつか」なんて来ない、 あるのは「今」だけということです。

あなたも私も「いつか悟れるだろう」「いつか安らぎを得られるだろう」なんて 考えてしまいがちですが、そんな「いつか」は存在しません。

なるなら「今」だけということです。

というより、あなたも私も実は既に悟りや安らいだ状態であるのに、 金が無いとか自由が無いとか、下らない外部のことばかりに目を向けて、 悟りや安らぎといった状態から目を背けているだけ、という気がします。

ニューアースは欧米人に向けに書かれた本

最後に、この『ニューアース』という本は、別に日本人向けに書かれた本でなく アメリカやヨーロッパ諸国に住む人間に対して書かれた本だ、ということです。

それが何だと言われるかもしれませんが、日本人の価値観と欧米人の価値観は、 ⅰ.一神教か多神教か、ⅱ.主語が必須な言語か主語抜きでOKな言語か、 といった感じで結構違います。

多神教(というかアニミズム)だと神のようなものをより身近に感じることができるし、 英語みたいに主語が絶対に必要な言語と違い、 日本語は「これ食べる」「降ってきた」等で文章が成り立ってしまいます。

こんな感じで神を身近に感じ、主語があまり重要でない言語を使用する 殆どの日本人は、一神教の下で育ち自然を敵とみなし「オレがオレが」の欧米人に比べて エゴが薄いように感じます。人間、育った文化で価値観がかなり変わってくるものです。

なので『ニューアース』は、そんなエゴが強い欧米人に向けて書かれたものであり、 本書中にも「何でこんな当たり前のことを大層に書いているんだ」みたいな部分があるかもしれません。 それはあなたが自然と共に生き、神という言葉を気楽に使い、 あまり自己主張をしない日本人だから、ということです。

要するに、この本を人生のヒントにするのは良いが、鵜呑みにして 人生の主導権を渡すのはやめなさい「あなたの人生の主人公はあなたである」ということです。

そして、「あなたの人生の主人公があなた」ならば、 あなたの意識を変えればあなたの世界は変わり、 結果的にあなたの世界の人類も救済される、というようなことを申し上げて、 2015年版の解説を終わります。

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