前回の記事:第5章四節から五節
前回は
記憶やペインボディ自体が問題ではない、 それらに囚われ「これがオレだ!」と同一化することが狂気や苦しみを生み出す
ということを書きました。
今回から本章の終わりまで、 そのペインボディの性質やら種類やら何やらを書いていきます。
まずこれは前節のおさらいみたいなもので、
- 子供の頃の防衛メカニズムや解消されなかったネガティブな感情は、認識されずに自分の中に残り、 不安、怒り、発作的な暴力、ムラっ気、肉体的な病などの形で現れる。
- その感情的痛みが積み重なり、身体の全細胞で活動するエネルギー場を作り上げる。 この今も息づいている感情のエネルギー場がペインボディ。
- ただし、個人的なペインボディだけでなく、 人類の争いの歴史に基づく集団的なペインボディもある。
こんなことが書かれているので、 「自らの苦痛に気付きそして超越する」という十字架のキリストについての記述も含め、 当節はザッと読み流せばよろしい。
ここからはペインボディの性質で、 まるで動物のドキュメンタリーみたいな記述が続きます。
- 人間の中に巣食い、生き延びようとするペインボディの餌となるのは、 ネガティブな思考や感情、人間関係の波乱等である。
- いわば、ペインボディは「不幸依存症」。
- 一度不幸に支配されると、私は不幸を終わらせたくないと思うばかりでなく、 周囲の人間も惨めにしてネガティブ的反応を吸収したいと思ってしまう。
- ペインボディが自分の中にあり、不幸を求めていることに気付くには進んだ意識が必要。
これらの記述は特に難解ではなく、 「ペインボディに乗っ取られた人間は、不幸を求めて自ら積極的にネガティブや争いを引き起こす」 ということを、読めば多少なりとも理解できるでしょうが、
「他人事として読んでいるうちはムダ。何の変化も起きない」 という本書の大原則を自覚した上で読むこと。
当節も前節と同じく、ペインボディの習性について。
- 空腹になったペインボディがエサを求めて目覚めると、 些細なキッカケでたちまち怒りや憎しみが出現する。(キッカケについては6章七節)
- 一人でいる場合も、自分自身の思考をキッカケに激しい感情が出現する。
- 全ての物質や形は振動するエネルギー場で、それぞれが固有の周波数を持っている。 もちろん思考や感情も。そしてペインボディも。
- ペインボディの周波数に合致するのは、 怒りや恐怖や不安や絶望といったネガティブな思考と感情。これがエサになる。
こんなことが書いてあり、 本当にペインボディがエネルギーとして存在しているならば、 何らかの測定器で存在が確認できるんじゃないの、誰かやってよ、 などと私は思ったりするわけです。 (これはペインボディに限ったことでなく、 引き寄せの所謂「良い波動」「悪い波動」も同様)
それはともかく、ペインボディに乗っ取られるプロセスは以下の通り。
何か『ダー○ィンが来た』とかで紹介されそうな話ですが、 日常生活において自分がキレた際によく観察してみれば、 以上のプロセスを踏んでいることに気付き、 上記の記述はあながち嘘ではないことが分かります。
以上、「人間がペインボディに乗っ取られると、 ペインボディに操られ争いを起こし、自分自身や周囲を汚染する」
ということなのですが、 何であなたや私がペインボディなんかに乗っ取られるのかというと、 それはエゴに囚われた無意識状態で生きているからで、
次回はその点について、私なりの詳細を書いてまいります。
今回はここまで。
第5章九節から十節に続く。
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