前回の記事:第8章一節から二節
前回は
「この世の形との同一化から離れていくと『内なる空間』が生まれる」
「モノの意識と空間の意識のバランスをとろう」
「バランス厨は消えろ」「精神を加速させろ。やる気がないならやめちまえ」
ということについて書きました。
今回は手短に済ませるやつ2つ、および長いの1つとなっております。
まずは、酒を飲んだり変なクスリをやったら 「気持ちくて…たまらぬ…」となって余計なことを考えずに済むようになるけど、 これも「今に在る」「空間の意識」といえるのかどうか、という話。
これについては「Space consciousnessは、spaced outな状態とは関係ない」とある通りで、 酒やクスリは退行、空間の意識は進化となっております。
ただ、10章ラスト手前の「新しい意識の担い手たち」には、 「この世界に耐えきれずにドラッグに走ってしまう意識の担い手もいる」 なんて書かれていて、一体どっちだよと思わなくもありませんが、
意識に変容が起きた新しい地の下では「何をするかでなく何であるか」が第一なので、 新しい意識の下でドラッグ(もちろん酒や煙草も含む)に手が伸びてしまうなら、 それもOKなのでしょう。多分。
次はテレビについて。
前節の酒やクスリと同じく、テレビを見たところで内なる空間は生まれず、 単にテレビから垂れ流される情報に思考を乗っ取られているだけとのこと。
そして、これはネットサーフィンについても同様なのですが、 番組がつまらない程、無意味な程、ますます依存が激しくなってテレビを見続けてしまう、 これは大いに心当たりあるのではないでしょうか。
この依存についての対策は本章十一節で書かれているので、 そちらで書くことにします。
3つ目は「内なる空間」の認識について。
この辺の説明については、当節および第8章を読むよりも『The Power of Now』の7章、 さらには『Practicing The Power of Now』の5章を読んだ方が簡潔で分かりやすいし、 しかも実践方法も書かれているので私はそっちの方が良いと思うのですが、 『Practicing The Power of Now』はきちんとした日本語訳が出ていないからね、 しょうがないね。
それは置いといて、「内なる空間」という概念を聞いて 「それは一体どこにあるのだろう?」とモノや形を探すように探しても無駄、 マインドで把握できるものではない、というのは書かれている通り。
「内なる空間」は「今に在る」を意識することで認識できるものであり、その方法は
といった感じで、「自分の内面」「自分のマインド(思考&感情)」をただ観察し、 果たして自分は今に在るか、マインドに操られて今から逃げようとしていないか気付く、
そういうことをしていると、「モノの意識」と「空間の意識」を行ったり来たりして、 最後はバランスが取れた感じで落ち着く
という話であります。
なので、『Power of Now』等を読んでその辺できている人ならば、 当節、ひいては8章は読む必要ないと思うのですが、 まあ本章で意識に変容が起きる人もいるかもしれないので、 何とも言えないところです。
以上、今回はここまで。
第8章六節から七節に続く。
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