エゴと人間関係 解説ニューアース2013その3後編

前回の記事:解説ニューアース2013その3 前編

人間関係をメチャクチャにするエゴ:嫌な奴の正体

P.85あたりに書かれていることは、私も以前書きました。

あなたが「あいつムカつく」なんて思っている、 嫌な奴の思考パターン、行動パターンは、 他でもない、あなた自身の中にも存在するものなのです。

この事実を「そんなことはない!」と否定したり、 「何とかして克服しなきゃ!」などと躍起になったりすると、 ますますエゴの深みにハマっていくのです。

しつこく書きますが、エゴから解放されるために必要なのは 「今、この瞬間」に在り、エゴに気付くことなのです。

過去と怨恨

過去に起きた辛い出来事、特に親からの虐待に対する怨恨についても、 エゴを増長させている一因です。

「オレは親から酷い目に合わされた!!オレは被害者だ!!」 と親を憎むことで、自分(エゴ)のアイデンティティを確立させているのです。

このような過去、親に対する怨恨についても、 「親を許そう!恨みを捨てよう!」などとやっても上手くいきません。

怨恨とその怨恨を生かし続けている思考(大抵は無意識のうちに行なわれている)に 気付き、「怨恨は、偽物の自己意識を強化してエゴを生き長らえさせる以外、 何の役にも立たない」ということに気付きましょう。

実際、恨みなんて何の役にも立ちません。 恨めば「今、この瞬間」の状況が良くなる、ということも全くありません。

ではなぜ恨むのかというと、 「オレは正しい!だからオレは被害者!!」という無意識の思いと 「恨めば状況が改善されるだろう」という無意識の思いがあるからです。

そういう無意識の思いに気付くことが、恨みを捨てる第一歩です。

できれば、親や過去の出来事に対する恨みつらみを ルーズリーフなんかに書き殴ってみて、 どんな無意識の思考パターンをしているかを発見してみれば、 意識がかなり変わります。

あなたが真理

そんなわけで、私やあなたも含めた古今東西の人々は 「自分の思考=真理」だと思い込み、狂気の沙汰を演じてきた訳ですが、 じゃあ「真理」とは一体何なのでしょうか。

ここで注意してほしいのは、「真理って何だ?」と頭で考えても 答えが出ないどころかエゴが強化されていく、ということです。

P.83には「あなたが真理」と書いてありますが、 3章まで読んだだけでは、あまり意味が分からんと思います。 (私も初めて読んだ時、サッパリ分かりませんでした)

とにかく、ここでは 「外側思考、金、モノ、肉体、他人etc.)に真理を求めるのは止めよう」 これだけ意識しておけばよいと思います。

以上、エゴエゴとしつこくエゴが続きますが、 これだけしつこく続けないと、読者には浸透しないからでしょう。

以前にも書きましたが、この本の内容は「あなた自身」について 書かれたもので、自分のこととして読みましょう。

頭で「へー」なんて考えながら読んでいると、 たちまちエゴの餌食にされてしまいます。

あと、この解説(解説と呼ぶにもおこがましい)は飛び飛びになっていますが、 それは私が感銘を受けた所だけをピックアップして書いているからです。 「ここが抜けているのはおかしい」と思う人は、自分で本を読んで 自分なりのポイントを掴んでください。

解説ニューアース2013その4 前編に続く。

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