7章 悟りとエゴ

前回の記事:7章 本当の自分とエゴ

早いもので?7章もおしまいです。

今回は、 今との関係や悟りについて等、7章の残りについて簡単に書いてまいります。

「今」との関係

P.436からは「今」との関係はどんなだ、ということが書かれております。 今を生きることができない人は、「今まではこうだった」 「いつかこうなるだろう」なんていって、過去や未来にばかり目が向いているので、 「今」を手段や敵とし、今と仲良くなれません。

しかし、人生に「今」以外は存在しないので、 今を手段や敵にする人は、自分の人生自体を手段や敵とし、 死ぬ間際に「オレの人生一体何だったんだ」となるのです。

こうならないためには、折に触れて 「俺は今とどういう関係にあるだろう?」と自身に問いかけるのが一番です。

あとは、本書にも書いてある通り 「私は”今”を生きていない!いかん危ない危ない…」と気付くことで今に戻ること、

今に対して「やめてくれよ…嫌だ…」という思いを、 「仕方ないね」くらいの思いに変えるなども結構効果がありますので、 自分なりにアレンジしてやってみてください。

エゴを縮小させる方法

次はP.465に書かれている、手っ取り早くエゴを縮小させる方法です。 これは簡単といえば簡単で、難しいといえば難しいのですが、例えば、

濡れ衣を着せられた、ネットで煽られた、仕事の態度を非難された、その他自分が不当な扱いを受けた… こんな場合に、言い返したりやり返したり、 自分を正当化したりせずに、ただそのままにしておくということです。

「やり返さなきゃもっと酷い目に遭う」なんていうのはエゴの声なので、 無視してそのままにしておけば、エゴが縮んでいくといったものです。

とにかく、悪口や言いがかりなどが自分に向けられたら 「そうかもしれないね」とか言って、それ以上やり返さないようにしましょう。 どうせやり返したところで相手が変わるわけではありません。

私としては、ネットの世界で煽られたり悪口を言われるのは平気になったのですが、 リアルだとエゴが顔を出して無意識のうちに言い訳とかしてしまう、といったところです。

悟りとエゴ

最後に、P.448あたりに書いてある悟りとエゴについて。

今までも散々書いてきましたが、悟りというものを 今とは違ったあるべき理想の姿とし、 努力の末に、いつか悟りが達成されるなんて考えているうちは、悟りとは程遠い状態です。

悟っている状態とは「今」しかなく、 悟りとは「努力の末にいつか悟りを開かなければならない程、俺は劣った存在ではない」 ということに「今」気付き実感することだと私は思います。

本当は「あ、今悟っている状態だな」「あ、今悟りとは程遠い状態だな」 という気付き自体こそが悟りの本質なのですが、 ややこしくなるので止めときます。

とにかく、悟りたい人がいたとして、 「悟りにはあるべき理想の姿がある!悟りとは修行と苦労の末にいつか達成されるものだ! 悟れば全てが思い通りに上手くいくようになる!」 なんて考えているようならば、死ぬまで悟れないので、 適当に遊んだり酒飲んでた方がマシだと申し上げておきます。

8章 インナーボディ 私の悟り体験に続く。

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