対人関係と不幸 解説まとめニューアース2017 4章その2

前回の記事:役割とエゴ

今回も4章ですが、本章の中から対人関係についてと、 不幸について書いてまいります。

この2つを選んだ理由としては、「他人あっての役割」というものが多いと私は思うし、 私は不幸にしがみついていた期間が長かったからであります。

今回はこれまで以上に好き勝手に書くので何の参考になるか分からないけど、 ざっと書いてまいります。

人間関係が苦手な人の対人関係

まずは人間関係について。

ニューアース4章やStillnessSpeaksの8章には以下のようなことが書かれています。

これらはまさに「狂気の人間関係」を変容させる一例なのですが、 「頭じゃ分かっちゃいるけど、こんなのリアルな人間関係の中では刺激が強すぎて無理」 という、感度3000倍的な人も多いことでしょう。

そういう人は、折角ネットという媒体があるのだから、 2ちゃん見るなり動画を見るなりして予行演習?をしましょう。

例えば、2ちゃんのスレで所謂「煽り合い」「罵り合い」が開催されているとき、 それを眺めてみて、レスの主達がいかにエゴに囚われているか、 エゴとエゴがぶつかり合って狂気の世界を生み出しているか、観察してみるのです。

「自分がこの地に地獄を創り出していると全く気付いていない無意識な生き方。 他人を糾弾するが、自分が同じことをしているのに気付かない。 その事実を指摘されると、怒って自己正当化、巧みに反論し暴力まで振るう」

と4章に書かれている、まさにこの状態がレス上に渦巻いていることが分かります。

次に、その狂気の世界を生み出すエゴが、自分の中にも確かに存在する、 ということを認めましょう。

「こいつの言ってることの方が正しい!こいつは悪!」 「冗談じゃない!何で俺がこんな奴らと同じなんだ!」なんて声に囚われるようでは、 まだまだだということです。実際の人間関係でも苦しむ羽目になるでしょう。

また、2ちゃんはお上品すぎて見てられないという人(そんな人間いるのか)は、 代わりに映画でも見て、登場人物たちがどれだけエゴに操られ無意識でいるか、 それがどれだけ自分の中にも存在するか、観察してみるのが良いです。

「映画なんて作り物だろ」と思われるかもしれませんが、 エゴによって役割を演じているなら、 この世界だって立派な作り物なので大した違いはありません。

そういったネット上での煽り合いや罵り合い、 果ては映画内で展開されるドラマを観察している時の「観察眼」みたいなものを、 実際の自分の生活でも適用すれば良いわけです。

その「観察眼」が研ぎ澄まされていくにつれ、 実際の生活も変化していきます。

あとは人と向き合う際に苦手意識や不快感を感じるとき、 自分の中に「古いパターン(私の場合だと幼稚園〜ニート)」があることに気付いたりするのも 非常に効果的だし、

一見、人付き合いが大好きで、平気で人の領域に侵入してくるような所謂「体育会系」「チャラ男」 みたいな人間でも、こちらから相手の領域にズカズカと侵入すると引いたり怒ったりするので、 表面は違えど人間の構造なんてそんなに変わらない、ということを覚えておけば良いです。

まぁでも、これだけ書いておいて何ですが、 こんなもの頭に詰め込むよりは実際にやってみるが一番ですな。

やっぱ人と接するときは他者に自分を認めた上で、 慈愛(本質)をもって接するのが良いと思います。

不幸

お次はこれ。

病気にアイデンティティを見出して病気にしがみつくというのはよくある話ですが、 「狂気の世界」に生きている私たちの普段の状態が「不幸にしがみついている状態」 だというお話。

どういうことかというと、書いてあるその通りのことで、 自分が普段どんな感じでいるか観察してみればすぐ分かることです。

このような声、状態が自分の中にないでしょうか。 たとえどんなに小さな声や状態でも。

あれこれ言い訳せず、ただ「あるかないか」で聞いたら、 大多数が「ある」と答えると思います。

その回答こそが「私たちの普段の状態」であり、

上記の声こそが「自分の不幸を正当化している=不幸にしがみついている」状態で あるということです。

※何で不幸にしがみつくのか、理由は前々回書いた通り、敵がいるとエゴが喜ぶから。

そんなわけで、「不幸の正当化」という不幸にしがみつくストーリーに気付こうぜ、 どんなに小さくとも気付くことができれば、無意識にやっていた反応や同一化にヒビが入り、

「あれが手に入れば」「あれさえ無くなれば」とかいって散々追い求めても見つからなかった、 「すでにある幸福」が発現するというのが、 P.216(紙媒体はこの半分)あたりに書かれていることです。

この辺のことはいつもの通り、読んだだけでは実感できないですが、 『もう不満は言わない』に書かれている通りにゴムバンド(輪ゴムでも何でも可)を腕にはめてみれば、 どれだけ自分が不幸にしがみついているか、よく分かります。

まあ気付きの方法なんて星の数ほどあるだろうし、 目指すところは同じです。

ウンウン唸りながらあれこれやっていると、

「”役割を演じる”ことから離れ、今の状況、自分のしていること、 生命と1つになれる人間は、新しい地を築く」

というのがどういうことか分かってきます。 (前回書いた通り、それまでは苦しみが続く。 私なぞはニューアースと出会ってから4年間ウンウン唸っていた)

以上、私なりの考えや方法ばかりだけど今回はここまで。

こんなもの書こうと思えばいくらでも書けるけど、 重要なのは自分で見出すことなので、これを読んでる人も、 ヒントはあちこちに散らばっているのだから自分で何とかしてください。

(「何とかしてください」ではなく「何もしないでください」かもしれない。 頭の中であれこれストーリーを語っているのに気付いて、静寂そのものになればいい)

次回は5章です。

5章 ペインボディに続く。

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