解説まとめ『私は誰か?(Who am I?)』その7

前回の記事:『私は誰か?(Who am I?)』その6

今回は前回でもちょっと触れた第11問および第12問。

第11問についてはひたすら繰り返すしかなく、 第12問についてはそれどうなのと思うところを書いてまいります。

段々ダレてきた感じがするけど、やっと半分あたりでございます。

第11問:「私は誰か?」という想念を絶えず心に保つにはどうすればよいでしょうか?

これは前回書いた通り、

なんていう水戸黄門の印籠みたいな話になっております。

ただ、書いてある通りに「静まれ静まれ」とやってみても、殆どの人は思考なんてちっとも静まらず、 逆に一条三位どころか暴れん坊将軍の悪役みたいなことになります。

「これはな誰でもそうなるんや」ということで、だから繰り返しの修練が必要なのですね。

あと、

人は何をするときにも、「私」という自我性なしにそれをすべきである。 もしそのように行動すれば、すべてはシヴァ神の本性として現れるだろう。

については、ラマナ本人も完全にできていなかったので別に上手くいかなくて良いです。

でなきゃ不機嫌になったり村人の話を聞いて泣いたりすることもないですし、 本当に自我を無しにするには、この世からオサラバしなきゃなりませんからな。

ただ、ラマナは「自分が今何をしているか」については気付いていただろうし、

「『私』という思考が苦しみの根源だ」ということに、こういう文章を読んで納得するだけでなく、 自分自身でちゃんと気付いて実感できれば何とかなりますわ。

第12問:心を静かにする他の方法はないのでしょうか?

続いて第12問ですが、まず

呼吸も思考と同じところから生まれるので、呼吸を整えることで思考を制御しようとしても無駄

なんていう、ヨガの本場であるインドぽいことが述べられております。

あとはマントラだの断食だのこれまたインドらしいことが書かれていて、 最後に「真我の探究の助けにはサートヴィック(サトヴィックともいう)な食事が最上である」 なんて書かれているじゃございませんか。

「サートヴィックな食事」というのを調べてみると、要は、

等々、「うっさいんじゃい!さっきからブツブツブツブツよぉ!」と叫びたくなる、 ウンザリするあのテの話です。

散々してきたしもういいでしょうこのテの話は。アホらしい。

「このサートヴィックな食事こそがラマナの教えの真髄である(迫真)」 みたいなことが書かれたトンチキなブログを見かけたことありますが、 何寝ぼけたこと抜かしてんでぃ、寝言は寝てから言えと思ってしまいますわな。

※こういうトンチキ連中が個人の教えを形骸化させ、中身のない空っぽなものにしていくのだろう。 これを集団でやったら上下関係と排他性と利権だけが残った、世に多くある教団の出来上がりや。

ちなみに、このサートヴィック(サトヴィック)というのはアーユルヴェーダの用語みたいなのですが、 このアーユルヴェーダについて厚労省のサイトeJIMには

2015年に発表されたアーユルヴェーダ製剤を利用する人々の調査では、40%が高い血中鉛濃度を示し、 一部の人は高い血中水銀濃度が示されました。検査したサプリメントのおよそ4つに1つは高レベルの鉛が含まれており、 ほぼ半数に高レベルの水銀が含まれていました。

まれであるものの、アーユルヴェーダ製品はヒ素中毒を引き起こす可能性があります。

なんていう洒落にならないことが書かれているではございませんか!

鉛!水銀!ヒ素!肉や砂糖や酒やタバコなんて離乳食レベルやんけ!

別に厚労省の言うことや西洋医学が全て正しいとは思わないけど、 流石に鉛や水銀やヒ素を積極的に摂りたくないですわ。

『ニューアース』のホメオパシーといい、何でこういう話にはインチキ医学が出てくるの。

一体サートヴィックなのはどっちだよ、何とか言ってみろよ変態と仰天してしまいました。

以上、水銀が健康に良いだなんて、人間というのは始皇帝の頃から進歩ないなあ、これが本当の「思考停止」ってやつだな!

始皇帝だけに思考停止(大爆笑)

ということで、今回はここまで。

次回の記事:『私は誰か?(Who am I?)』その8

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