セルフイメージを変える方法:解説『自分を不幸にしない13の習慣』

前回の記事:動機と概要

前回は、本書を解説する動機と概要について書きましたが、 今回は13習慣の前説である1章についてで、

その1章の中でも特に重要なセルフイメージの変え方について。

ただ、私は既にニューアースを読んでそっちの方にシフトしているため、 真面目に書いてはいくのですが、 昔書いたセルフイメージの解説とは違って 比較的「冷めた」解説になるかもしれません。

セルフイメージとは何か

まずセルフイメージとは何だという話ですが、 一言でいえば「自分が考えている自分自身」となり、 これ以上でもこれ以下でもありません。

もし人生が上手くいっていない人がいるなら、その原因の一つが、 自分自身に対するイメージが「俺はダメな奴だ」「何をやっても失敗するんだ」 というものになっているからで、

そのイメージを「俺はできる」「必ず最後には成功する」という風なイメージに変えれば 必要以上に奮闘努力しなくとも半ば自動的に成功できるし、 仮に失敗したとしても、その失敗が「一巻の終わり」ではなく 「成功への一過程」と思えるというのが本書の主題です。

ただし、「俺はできるっ…!」などとムリヤリ思い込もうとしても全くのムダ、 丁度カイジの鉄骨渡り編みたいに「俺はできる!」なんていう高揚感に包まれるのは一時で、 すぐに化けの皮が剥がれてしまうのがオチであります。

セルフイメージの余談

このセルフイメージだが、 セルフイメージがポジポジであろうがネガティブであろうが、 「全てエゴである」というのはニューアース4章一節にあった通り。

そもそも「自分が考えている自分自身」というセルフイメージの定義そのものが エゴの定義と同じなので、今となっては何とも言えない気分になる。

「俺は○○だ!!」と自分が自分自身について考えているとき、 自分が考えている「俺」、ひいては「俺は○○だ!」と今まさに考えている「自分」、 その主体と客体、実はどちらも頭でこさえた幻想であると気付くことこそが真理なのだが、 分からない人には意味不明だろうし余計なお世話なので止めておく。

まぁ本書の内容が化学ならば ニューアースは物理学か数学だと思っていただければよろしい。 化学の根本(ベース)には物理学や数学があるみたいな。

セルフイメージを変える方法:目標を立てる&行動にフォーカス

ともかく、「俺はできる!」「私は金持ちだ!」などと頭でこねくり回し、 無理にセルフイメージを変えようとしてもムダであるということです。

じゃあどうすれば良いのかというと、 セルフイメージの「自然な変化を促す」ようにすればOKで、 そのための具体的方法の一例が、本書のキモであるP.70前後にある

なのであります。

まず「目標を立てる」についてですが、 目標といっても「東大合格」「年収1000万円」 「宝くじ6億円」「成功したい」「有名になりたい」とかの 抽象的、否定的、コントロール不可、結果重視の目標はNGだというのは本書にある通り。

そうではなく「1日のうちにやるべきこと」等の、「自分でできる」目標を立てろということです。

例えば受験なら「東大合格」なんて目標ではなく、 「今日は問題集の○ページまでやる」という目標を立て、そして実行せよということで、 どちらの目標が成功に近づくかは、火を見るより明らかではないですか。 (スポーツなら「○km走る」、絵なら「○枚書く」といった目標を立てて実行する)

次は「行動にフォーカス」について。

これは、頭の中はコントロールできないけど行動なら比較的自由になるので、 「行動、振舞いにフォーカスして、結果のことは忘れろ」と本書にある通りです。

なので、良い気分だろうが悪い気分だろうが何だろうが、 上記の「日々の目標」をただやれば良いわけで、

「俺はできるっ…!」などとウンウン唸ってムリヤリ思い込もうとせずとも、 目標を1日1日達成していると、 自然に「俺はできる」という感覚になっていくわけであります。

方法としてはコレが一番手っ取り早く、 前々回から私がしつこく書いている「今やるべきことをやる」を繰り返せば良いだけです。

※ちなみに、「金持ちになりたければ金持ちのように振舞え」と言いたいところだが、 これは多くの引き寄せ信者がやって失敗しているのが実情で、ハッキリ言ってムダ。 そもそも「金持ちになりたい」という目標自体が抽象的でNG。 それよりも「今日は株について学ぶ」等の目標を立てて実行した方が確実。 金持ちのように振舞いたければ、日々の目標をやった上で振舞えばよい。

以上、今回はここまで。

次回は13の習慣について。

「許す」と他の12習慣に続く。

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