「東大脳」の作り方、その具体策

前回の記事:生きていくのに役立つ「東大脳」の作り方

前回は「SNS詐欺全盛期の昨今、思考を放棄して騙されないために東大脳を身に付けよう」 「現実を広げるために勉強しよう」「別に『東大脳』なんてネーミングでなくてもよくね?」 なんてことを書きました。

今回は、その勉強の中身、 言語能力と数学力をアップさせるための具体策について。

以前書いた記事の焼き直しになるので目新しさはないと思いますが、 まぁ書いてまいります。

言語能力の強化:その具体策

まずは言語能力の強化法について。

言語能力が足りないばかりに、契約書を読まない、法律を知らない、 プレゼンの資料が作れない、果てはSNSで詐欺に引っかかるなど、 思考放棄の状態に陥った人々が様々な悲劇を引き起こしております。

日本よりも海外で生活している方が長いうちの甥っ子みたいなのを除けば、 日本人の殆どが日本語で考えたり日本語で表現をしているので、 まずは日本語の能力を鍛えて、悪いものたちに騙されないようにしましょう。

翻訳家とかになりたいならば、尚更日本語の能力が必要であります。 (前に「英語の訳書は酷いのが少なくない」と書いたが、英語は猫も杓子も学ぶ言語であり、 さらに日本語がロクにできない人間が翻訳家を自称しているから、訳がお粗末になるのだろう)

ともかく、

  1. 語彙力を増やす
  2. 文章の読解力を付ける
  3. 文章の組み立て方

の3つを実施していければ自ずと言語能力はついていくでしょう。 この辺は英語の単語、リーディング、ライティングと同じです。

では、この3つを上げるために何をすればいいのかというと、新聞の社説でも写しましょう。 キチンとノートとペンを用意して手書きで。

まるで受験勉強みたいですが、これが一番効果的です。 マトモな文章を書けるようになるためには、まずはマトモな文章を(思想抜きで)マネしてみましょう。

写す時は、

の2点を頭に入れて写しましょう。

これを続けていれば、自分なりの意見の組み立て方や、 語彙力とか読解力など、様々な言語能力が身に付いてきます。

力が付いたレベルアップしたと感じることができたら、 自分が興味を持った哲学や政治経済や法律などの難しそうな本を読んだり、 時間があれば東大レベルの現代文にチャレンジしてみましょう。 (有名大学の問題は、予備校のサイトに解答と共に載っている)

ここまでいけば、もう難しい文章を読んだとしても、 思考を放棄することはなくなるでしょう。

このように、社会人の殆どは中高生レベルの言語力でストップしているので、 受験生と同じことをやれば上等なのであります。

数学力の強化:その具体策

お次は数学力の強化について。

以前の記事では、 「計算力」を鍛えるためにスーパーでビールやチューハイのアルコール量を暗算すればいいと書いていました。

例えば、200円、350cc、5%のビールならば、

200/350×0.05≒0.03円/cc

350×0.05/200=0.0875cc/円

みたいな感じで、アルコール1ccあたりの値段や、 1円あたりのアルコール量を計算すればいいです。

※まぁアルコール量の計算なんてややこしいので、 498円の弁当が30%オフだと何円になるか等、 価格を暗算するだけでも充分。

こういう計算を毎日やっていると徐々に計算力が付いていき、 数字に対するアレルギーも減少していくので、 簿記3級でも受けてみて頂戴というのは以前の記事でも書いた通り。

ただ、前回のネズミ講の例のように物事を抽象化するためには、 計算力だけでなく、やっぱり総合的な数学力が欲しいというのが最近の考え。

できれば大学受験レベルの数学的概念がいいけど、 無理なら高校受験レベルでいいので、数学の本を読んでみてはいかがでしょうか。

前に「『1』というものは実在しない」と書いたように、数学も哲学と同じく概念の世界なので、 「数学は概念だー!」と実感できたり、 その概念の内容をちょっとでも理解できればそれで良いと思います。

前に書いた記事:数学が苦手な人向けの話 数学とは概念である

じゃあ具体的に何を読めばいいのかというと、 中学校の数学の教科書とか、数学を解説しているサイト(こういうのhttps://math.005net.com/)とか、 より概念的なら別冊ニュートンとかがいいんじゃないでしょうか。

以上、まとめとしては「社説とかを写そう、買物するとき暗算しよう、数学の本やサイトを読もう」ということで、 前に書いた記事の焼き直しはここまで。

気が向いたので、次回「東大脳」の作り方その3に続く。

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