前回の記事:1章と2章
前回は1章,2章という触りの部分について書きました。
今回は3章と4章。
3章は理論についての記述なのでともかく、 4章では早くも高いハードルが出てきて、 多くの人がここで挫折するのではないでしょうか。
かくいう私も4章について100%できているかと言われたら、 即NOと答えられます。
まずは万物を生み出す素となる「原物質」について。
原文だと「Original Substance」「Formless Stuff」といった感じで、 現代の物理学的にいえば、クォークやレプトンといった素粒子よりもさらに大元となる、 まだ観測されていない「エネルギーみたいなもの」のことであります。
以上のように、「宇宙全体に原物質がある」という記述については、 現在判明している事実から「そうかもしれない」と思えるのですが、 後半になると「原物質は人の要求に反応します」などと、一気に胡散臭くなります。
さらには「原物質はもっと限界を広げたい、もっと成長したいと考えている」などと書かれていますが、 私的には「誕生→拡大→縮小→回帰」というサイクルの方が ただ単に成長という一方通行よりも自然だと思うのですが、 実際に体験したわけではないので「分からない」というのが正直なところです。
ともかく、全ての形あるものの「源」があり、 その「源」が本書では「原物質」という名前になっている、 という位でよろしいと思います。
問題はこの4章で、
上記が「真実」であり、 現在の状況がどうであれ「真実」を保持していればその通りになるということです。
※例えば、本章にある通り、目に見える病や貧困の状況下にあるとき、 「病や貧困といったものは存在しない。全ては原物質が形を変えた一時的なもの」 という真実を保持することで、病や貧困から抜け出せる。
ただ、これができるのは覚者かそれに近いレベルの人間で、 凡人にはとても無理なのではないかと思ってしまうわけで、事実
「見た目の通りに考えるのは簡単です。 見た目に惑わされず、その真実を考えるのは面倒なことですし、 他のどんな作業よりも努力を必要とします」
「多くの人は思考し続けることを敬遠します。なぜなら世界で一番過酷だからです。 特に、真実が見た目と逆の場合は尚更です」
なんてことが本章には書いてあり、「世界一過酷って何だよ」 「2章で『特別な才能は必要ありません。誰にでも可能です』と言ってたじゃないか!いい加減にしろ!」と、 文句の一つも言いたくなってしまいます。
ともかく、対策としては
「すべての源である原物質に思考を投影すれば、何でも形になる」という概念が 「当たり前」と思えるようになるまで考え続けろ
と本章には書いてあるのですが、 考え続けてできた方は是非ともご連絡ください。
私としてはニューアースを実感として理解できるようになってからやってみると、 やっとこさ2割程度できるようになった、という感じです。
※おそらく、言葉でもって上っ面だけを何度もなぞっていても、 何の変化も起こせないのではないか。 あと、「○○がしたい!○○が欲しい!」という考えも、 個人的な願望、所謂エゴ的な欲求ではちっとも上手くいかず、 「全体」のことを常に念頭に置いた方が上手くいくのだが、 これは私だけかもしれない。
まぁ何はともあれ、この「真実」が「当たり前」と思えるようになるにつれ、 次章の競争心等にも変化がやってきます。
以上、今回はここまで。
5章と6章に続く。
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