一般に、普段私たちが意識していない、できない意識のことを 「潜在意識」と呼んでいます。 その容量は、私たちが普段意識できる「顕在意識」に比べ 2万倍とも何万倍ともいわれています。
つまり、私たちが普段意識できていることの 2万倍以上の意識が、私たちの中に眠っているのです。
では、何が眠っているのでしょうか? それは、 宇宙が生まれる前、ビッグバンが始まる前の何も無かったときの意識、 ビッグバンを起こして宇宙を創造したときの意識、 惑星や恒星がつくられ、生命が誕生した時の意識…
つまり、宇宙が誕生する前から現在に至るまでの、 137億年だか何百億年だかの膨大な記録が、 潜在意識の中には詰まっているのです。 私たちは潜在意識を通して、宇宙や 宇宙を創造した宇宙意識とつながっているのです。 「潜在意識=宇宙意識」と言っても、過言ではありません。
元々宇宙は1つで、ビッグバン⇒恒星や惑星の誕生⇒生命の誕生と進化 という過程が理解できれば、私たちも「宇宙の一部」だということは理解できるでしょう。 そんなすごい潜在意識ですが、潜在意識には どのような特徴があるのでしょうか?
私なりに調べたり学んだりした結果、 現在までに分かった6つの特徴を、簡単に挙げていきます。
まず1つ目の特徴。 潜在意識は、現実と非現実の区別をしません。
これはどういうことかといいますと、 実際に起きたことも、頭や心で考えたり思ったりしたことも、 同じものであると、潜在意識は考えるのです。
例えば、梅干のことを考えれば涎が出てくるでしょう? 現実には梅干が無いにもかかわらず、反応してしまうのです。 聴衆1000人の前で話すことを想像してみれば、 現実には大勢の前で話していないのに、心臓がドキドキし始めます。
これらは日常的で簡単な例ですが、 現実と非現実を区別しないという潜在意識の特徴が、 「思ったことは現実になる」、「思考は現実化する」の根本要因なのです。
良いことを考えれば良いことが起こり、 悪いことを考えれば悪いことが起こる、 これは、頭で考えたことと現実とを、潜在意識が区別できず、 「考えた通りにしてやろう」としてしまう結果なのです。
2つ目です。 潜在意識は、過去・現在・未来を区別しません。
辛い過去を思い出すと憂鬱な気分になったり、 一週間後に迫った旅行について考えると 楽しい気分になるのは、そのためです。
過去のことについて考えても、未来のことについて考えても、 影響が出るのは、あくまで「現在」なのです。 潜在意識は時間の概念を飛び越え、 あなたが生きている今、現在に力を与えるのです。
3つ目です。 潜在意識は「主語」を区別しません。
あなたが、「Aさんは良い人」と考えれば、 潜在意識が働き、あなた自身やあなたの周囲の状況も良いものとなります。 逆に、あなたが「Aさんはとんでもない屑だ」と考えれば あなた自身やあなたの周囲の状況も、とんでもない屑となるのです。 潜在意識は、「Aさん」だろうが「Bさん」だろうが 「あなた」「わたし」全く区別せず、 賢い、マヌケ、天才、馬鹿、これらの思考に反応して現実してしまいます。
潜在意識の特徴6つ:後編に続く。
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