謎はすべて解けた!!:解説『気分の力で人生うまくいく!』

前回の記事:解説『気分の力で人生うまくいく!』

前回に引き続き、「気分の力で人生うまくいく!」について、 解説にもなっていない解説記事を書いてまいります。

前回は事実の指摘と本書の概要について述べたので、 今回は本書をピックアップした理由と、 そこから導き出された私の妄想について書いてまいります。

これであなたも引き寄せマスターだ!(適当)

本書を選んだ理由

いきなり暗い話になりますが、何で私が本書を選んだのかというと、 著者が自.殺をしたとの噂を聞いたから。

本書がアメリカで出版されたのが2000年、 日本で訳書が出版されたのが2005年9月なのですが、 Amazonレビューの英語版を読むに、著者は2004年に死亡したとのこと。

https://www.amazon.com/product-reviews/1571743812/ref=cm_cr_arp_d_viewopt_kywd?pageNumber=1&filterByKeyword=suicide

上記レビューを斜め読みするに、

こんな感じで、何ともやりきれない気分になってきます。 (私の訳は戸田なっちより酷いのでおそらく誤訳多数。読める人は自分で読んでちょ)

私は自.殺を否定しないし、 むしろ本人にとって耐え難い苦しみで死が救いとなるなら死んでもOK、 日本もさっさとベルギーやオランダ並の安楽死制度を導入しろよというスタンスなので、 自.殺に対してあれこれ言うことはないのですが、

芥川龍之介の『歯車』みたいに暗い話でなく、引き寄せなどという 少なくとも表面上はハッピーなことを書いている人が自.殺するとは、 一体全体、本の内容はどんなのかという野次馬根性から本書を手にとったのでした。

で、実際に本書を読んでみると、 特に代わり映えのしない引き寄せ本だったので、 「なあんだ」となった次第であります。

謎はすべて解けた!(全て解けたとは言ってない)

ただ、特に代わり映えしないといっても、 本書がコンパクトにまとまっているというのは本当で、

という、本当に「どっかで見たことある話」てんこ盛りな内容となっております。

※一応言うけど、引き寄せブームより前の2000年に発売された本やでこれ。

そもそも、本書の核である4ステップ

  1. 望んでいないことをはっきりさせる。
  2. 望んでいることをはっきりさせる。
  3. 望みを感じられる状態にする。
  4. あとは待つだけ。

における1→2の流れも、まるで○○のプロセスみたいで、 「何でこんなに内容が被っているの」 と読みながら何度も思ってしまいました。

そのような疑問を抱きながら本書を読んでいたところ、 ある恐ろしい仮説が閃いたではありませんか!

「もし、本書の内容が著者オリジナルだと仮定して、 彼女は既に鬼籍に入り『死人に口なし』である。これで得をするのは一体誰?」

「亡くなるまでの6年間、著者は他人から嫌がらせを受けて 地獄を味わっていたとのことだが、その『他人』って誰?」

もうこれは「ペロッ…これは青酸カリ!」案件ではないでしょうか。 それともただの偶然で、私の下らない妄想に過ぎないのでしょうか。

幸せを実現するはずの引き寄せなのに、 一皮むけばその界隈はやっぱりダークだと思ったし、 恐いのでこれ以上は詮索しませんが、 興味のある人は是非とも真実を追求してみてください。

『気分の力で人生うまくいく!』結論

前回書いた通り、原書のKindle版は1800円もするので買おうか迷っていたところ、 『ナニワ金融道』の全巻セットが同じ値段で売られていて久々に読みたくなり、 迷わずこっちを買ってしまった。やっぱナニワ金融道の方が面白いわ。 阪神タイガースの帽子が欲しくなっちゃったよ。

ナニワ金融道
特に好きなのは薄井夫妻の男気と三宮損得先生のエピソード。 あと後半になるにつれ段々と『カバチタレ』風味になっていく。

カモられる人間がどんなのかよく分かるので、 引き寄せ教祖やセミナーにハマっている人間は、 引き寄せ本なんかよりこっちを読んだ方がええんとちゃうか。

それはともかく、 もし万が一、この記事のせいで本書の値段が高騰してプレミア価格がついたりした場合、 多少は責任を感じてマジメに中身の解説をします。

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